府民の冷たい政治に怒りの声びっしりと 明るい会ビラに反響《1面》
府民に冷たい政治に怒りの声びっしりと
生活苦しい・役所前で死ぬ・無駄遣いに怒り・府の裏金許せん・同和やめろ・保育所建てて
明るい会ビラに反響
「助けてくださいと大声で叫びたい気持ちです」「どこまで私らの生活を苦しめるのか、いいかげんにしろ」明るい民主大阪府政をつくる会が昨年12月から配布している府政全戸ビラ。返信はがきの「ひとこと」欄には、無駄な大型開発をすすめる一方、府民生活に冷たい政治への怒りの声がびっしりとつづられています。先月20日ごろから届き始めた署名簿付きの返信はがきは日を追うごとに増え、すでに900枚を超えました。
貧困と格差急速に
「国民年金はわずか年間78万円。ここから一度も使ったことがない介護保険料を毎月3千7百円とられ、そのうえ国民健康保険料も。とても生きていくのが厳しい。こんな生活一日も早く終わりたい」(大正区・男性)
「文化住宅で一人暮らしです。06年8月まで5千2百円だった保険料が、倍以上の1万2千円になりました。高い介護保険料は何とかなりませんか。市役所に相談に行ってもだめでした。介護を受けるようになれば市役所前で死ぬつもりです」(男性)
「ひとこと」欄には生活苦を訴える声や、税や保険料など連続負担増に対する怒りの声と同時に、大阪府の裏金づくりや大型開発、同和事業など無駄遣いへの批判、雇用対策、教育・子育て支援の充実を求める声が多数寄せられています。
「地方自治の原点に帰れ。税金の横領やむだ遣いに頭に来ています」(枚方市・男性)
「裏金の流用は業務上横領であり、民間企業では懲戒解雇だ。犯罪意識が乏しく、厳罰で対応するべきだ。こんな状態では府民税を支払う気にならない」(八尾市・男性)
「太田知事は家庭の主婦をやったことがありますか。家庭の財政が苦しくなればどうしますか。むだ遣いはできないでしょう」(東大阪・女性)
「同和対策に巨額の不正支出は許せない。利権をなくし本当に困っている人たちのために税金を使ってください」
「応募多数のため保育所入所を断られ、今後も保育所新設の予定はないそうです。18年間続けた店も営業できず収入がゼロになってしまいます。待機児童解消と保育所建設を希望します」
「76歳の障害を持つ一人暮らしに府政は冷たいのひとことです。経済的に豊かで優れた文化を創造してきた大阪ですが、今はごく少数を除いて誇りに思うのは難しいのではないか。人間らしく平和に暮らせる政策、福祉の充実をぜひとも実現してください」
暮らし優先へ転換を
明るい会の府政ビラは昨年12月に作られ345万枚印刷されました。
府民いじめをすすめるオール与党の太田府政告発と、暮らしと営業を守る4つの緊急対策を求める2本柱の構成。
全国水準から立ち遅れた医療費助成制度や、地域経済を支える中小業者切り捨ての実態、府民サービス切り捨てに拍車をかける府行財政改革プログラム案などを説明した上で、大型開発や入札制度改善、同和事業終結など暮らし優先の府政への転換を呼び掛けています。
ビラが届けられた地域からは電子メール、電話、手紙などで賛同の声が続々と寄せられ、これまでに届いた返信はがきは919枚(24日現在)。明るい会事務所に直接訪れて窮状を訴える人や、「困っている人々を助け合う制度をつくって下さい」と、5万円を寄付した人もいました。
明るい会事務局では「貧困と格差が急速に拡大する中で、生活苦を訴える声は深刻な事例ばかり。背景にある連続負担増や社会保障改悪、同和や大型開発など行政の無駄遣いへの怒りも強いのが特徴」と分析。来年の知事選勝利を目指すとともに、2月20日開会の大阪府議会への署名提出に向け、加盟団体に「残っている府政ビラは一日も早く配布しよう」と呼び掛けています。
投稿者 jcposaka : 2007年01月29日