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堺市政と日本共産党(中)日本共産党堺市議団の実績 住民の要求実現に全力

2007年02月19日

 「おでかけ応援カード」。堺市内に住む六十五歳以上のお年寄りに例外なく支給されています。毎月五の倍数の日にこのカードを提示すると、一乗車百円で南海バスを利用できます。
 「おでかけ応援カードが使える日は、出勤のとき片道二百二十円のところを百円で行けるので、助かっています」(六十七歳の川田五郎さん)、「神経症を患っているので四週間に一回、病院に通っています。病院の前のバス停まで行けるので、おでかけ応援バスはぜひ毎日にしてほしい」(八十一歳の柴田正光さん)と、喜ばれています。
 実現のきっかけは、十五年前の一九九二年に党市議団が三人の無所属議員とともに提案した「堺市敬老優待乗車証交付条例案」。この提案は「隣の大阪市にある敬老優待乗車制度を堺市にもつくって」という市民の願いを受けたものです。
 市は「経費がかかりすぎる」と実施を拒否。実施を求める市民の署名が約四カ月で二万二千人分以上寄せられましたが、公明・社会・自民・自民党クラブ・民社など「オール与党」が反対し否決されました。
 党市議団はその後も他都市の実施状況などを調査し、市の負担は過大なものではないと算出。年金者組合などと協力して粘り強く申し入れ活動を続けてきました。南海電鉄本社にも実現を要請し、二〇〇六年四月から本格実施にこぎつけました。〇六年度予算では、五千七百万円で実施しています。
 党市議団が市民の願いを議会に届け、粘り強く実現に力を尽くす活動は乳幼児医療費助成制度でも発揮されました。同制度は敬老優待乗車証交付条例案と同じ九二年の六月議会に、党市議団が創設の条例案を提出したことから始まりました。
 〇六年五月に「ええまちつくろう市民のつどい実行委員会」が実施したアンケートでは、堺市に重視してほしい施策の一番が「子育て」、二番目に多かったのが「医療」でした(複数回答)。乳幼児医療費助成制度の創設をめぐっても九二年九月議会で条例案を否決したのは自民、公明、民社などのオール与党でした。
 九三年十月に大阪府が府民の強い願いに押されてゼロ歳児から六歳児までの入院時の医療費助成を実施したことから、市も所得制限ありのゼロ歳児の通院の医療費助成を実施するに至りました。
 党市議団は〇四年の九月議会で「岐阜県笠松町や柳津町では入院、通院とも中学卒業するまで助成している。京都府園部町は十八歳まで助成を拡充した。堺市でも助成を拡充すべきだ」(乾恵美子市議)などと、その後も繰り返し拡充を求めてきました。現在は、就学前までの通院時の助成制度に拡充されています。      (つづく)

投稿者 jcposaka : 2007年02月19日

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