日本共産党大阪府議会議員団来年度予算と施策についての要望書を提出
2007年03月20日
日本共産党大阪府議会議員団(宮原たけし団長、九人)は十一日、太田房江知事に、来年度予算と施策についての要望書を提出しました。
予算要望は、福祉、医療、子育て・教育、公共事業の大型開発から生活密着型重視への転換、清潔な府政実現など9章からなっています。相次ぐ増税や負担増などでサラリーマン世帯、とくに高齢者、障害者の暮らしを直撃しているもと、国へ改善要求とともに、地方自治体が本来の役割を発揮し、府民生活と営業を守るために、独自の施策を要求しています。
黒田まさ子政調会長が概要を説明。介護保険制度では、府内で独自に利用料軽減策を講じている市町村が少なく、府として軽減策を検討すべきだとし、国が、負担軽減の予算措置を検討している障害者自立支援法については、一割負担のの問題が残っており、障害者の暮らしと自立支援に力をつくすことを求めました。
深刻なこどもの「いじめ」対策では、子ども自身のシグナルを見逃さないことが大事で、そのためにも異常な競争教育をなくし、少人数学級と教員加配が必要だと強調。全国一高い府立高校授業料再値上げの検討をやめ、減免制度の復活や定時制高校の充実整備、養護学校の過密課題の解消こそ急ぐべきだとのべました。
また要望書は、青年の正規雇用の拡大、中小商工業予算の拡大などを要求、各地で知事が絡んだ談合・不正事件が相次いでいるなか、パーティーによる企業団体献金あつめなどをせず、公正・清潔な府民本位の府政実現を求めています。
太田知事は、障害者自立支援法について、国に見直しを要望してきており、激変緩和が検討されているが、今後も現状・実態を把握し、必要な要望していきたいなどと答えました。
投稿者 jcposaka : 2007年03月20日