「世界の宝 失うな」 経済同友会終身幹事 品川正治氏「みのお9条の会」で講演
2007年05月31日
世界の宝失うな
みのお9条の会が「講演の夕べ」
品川さんが力説
みのお9条の会主催の 「講演の夕べ」 が5月25日、 箕面市内で開かれ430人が参加。 経済同友会終身幹事の品川正治さんが、 「これからの日本の座標軸―戦争の本当の恐さを知る財界人の直言」 と題して講演し、 「世界の宝、 平和憲法を失ってはなりません」 と平和憲法を守る大切さを訴えました。
吹田市や豊中市、 豊能郡など北摂地域24の9条の会が協力して開催。 箕面市国際交流協会が後援しました。
講演に先立って、 詩の朗読とハーモニカ演奏が披露されました。
品川さんは、 学徒動員による中国での戦争体験を紹介。 46年5月の帰還時、 新聞に掲載された日本国憲法草案の内容に衝撃を受けたと述べ、 「2度と戦争をしないという憲法第9条の理念は人生の座標軸となり、 その後今まで変わったことはない」 と述べました。
品川さんは、 市場原理主義の経済政策について、 「教育や福祉、 環境は人間の努力によって達成すべきもので、 市場にすべてゆだねる考えは間違っている」 と指摘。
また品川さんは、 「現に戦争しているアメリカと憲法9条を持つ日本の価値観は、 まったく違う」 と強調し、 アメリカに従属する日本政府の態度を批判。 「21世紀の世界は遅かれ早かれ憲法9条の理念に立たざるを得ません。 憲法改悪ノーの意思を示すことは、 世界史を動かす大きな意義を持っています。 今こそ国民の力を大いに発揮するときです」 と呼び掛けました。
投稿者 jcposaka : 2007年05月31日