宮本たけしさんに期待します 元岸和田高校教諭・西河巖さん
2007年07月06日
持ち味生かし、がんばって
私が岸和田高校の生物の教諭として勤務していたとき、宮本たけしさんは入学してきました。三十二年前のことです。授業で直接教えたわけでもありませんが、どこか型破りなところがあり、印象に残りました。
生徒自治会、フォークソング研究会、ラグビーと校内をかけめぐっていましたね。ものおじしない、リーダー格の存在でした。
彼が一年のとき、授業に出てこず、単位不足で留年になったことがあります。岸和田高校は府内でも有数の進学校でした。そこでの留年は異例で、教師の間でもいろいろと議論したことを覚えています。
宮本さん自身は当時をふりかえって「壁にぶつかって悩んでいる人の気持ちがわかるようなった」と語っています。当時の進学校で受験競争のなかで真剣に悩み、模索していたと推察できます。
そうした悩みを経ているだけに、若くして日本共産党の候補者となった彼を見て、人間的に成長したなあと感じました。
参院議員の現職時代は、聴覚障害者のためにテレビの生放送に字幕を付けることをくりかえし国会でとりあげて実現させましたね。障害者の鉄道事故があると必ず現場を調査し、そういう事故が二度と起きないように改善を求め活動しています。「弱きを助け、巨悪にたちむかう」という政治信条そのものの活動で頼もしいですね。
頼もしいだけでなく、気さくでざっくばらん。庶民的な政治家です。今の持ち味を生かしてがんばってほしい。
投稿者 jcposaka : 2007年07月06日