枚方・出直し市長選 談合から福祉優先へ
清潔・民主の会
野田氏が出馬表明
官製談合事件にからむ市長辞職に伴う枚方市長選 (9月16日告示、 23日投票) に、 労組や民主団体、 日本共産党などでつくる 「清潔で民主的な革新枚方市政をつくる会 (清潔・民主の会)」 代表委員の野田たかはる氏 (60) が8月24日、 出馬表明しました。 翌25日には 「清潔・民主の会」 は事務所を開設。 短期決戦の中、 「野田さんの勝利で、 憲法を暮らしに生かし、 談合市政から、 清潔・暮らし・福祉最優先の市政へ」 と全力を挙げています。
市長選は枚方市発注の第2清掃工場をめぐる官製談合・汚職事件で市長の中司宏容疑者が、 大阪地検特捜部に競売入札妨害 (談合) の罪で起訴 (8月20日) され、 市議会議長に辞職届を提出したことを受けて行われるもの。 今回の談合事件は、 市長・副市長の逮捕・起訴に加え、 談合を取り締まるはずの現職警官の贈収賄事件にまで発展。 日本共産党以外の 「オール与党」 に支えられた中司市長が、 「財政が大変」 と市民負担増やサービス削減を進める一方、 「官製談合」 という最大の無駄遣いを行ってきたことが明らかになりました。 出馬表明にあたって野田氏と 「清潔・民主の会」 は、 「枚方市政に 『清潔な政治』 を取り戻し、 市民の暮らしと福祉を最優先にする姿勢への転換で、 温もりのある市政を目指します」 と訴えています。野田たかはる氏の略歴
1947年、 福岡県生まれ 66年4月、 大阪府に就職。 枚方土木事務所などに勤務し01年3月退職。 大阪府職員労働組合執行委員など歴任。
現在、 おおさか市民ネットワーク副代表、 枚方社会保障推進協議会事務局長など幅広く活動。 07年4月の枚方市長選立候補。
市政転換の絶好のチャンス
野田さん事務所開きに150人
枚方市の出直し市長選にいち早く出馬表明した、 「清潔で民主的な革新枚方市政をつくる会 (清潔・民主の会)」 代表委員の野田たかはるさんの事務所開きが8月25日行われました。 猛暑の中、 150人が詰めかけ、 「 『談合のまち』 の汚名を返上しよう」 「市政転換の絶好のチャンス」 など選挙必勝の決意にあふれました。
開会あいさつした 「清潔・民主の会」 代表委員の戸谷茂樹弁護士は、 かつて枚方市政は 「福祉のまち」 「平和のまち」 として庶民の願いを託すことができたのに、 中司市長になってから、 公民館の有料化など、 弱い者いじめを率先して行う市政になったと指摘。 「短期決戦。 野田さんを先頭に、 皆さんが一騎当千の働きで、 枚方市の再生へ頑張ろう」 と呼び掛けました。
決意表明した野田さんは、 今回の枚方市の官製談合・汚職事件の経過にも触れながら、 「談合は税金を食い物にする犯罪行為。 一番の談合防止は、 談合を行わない清潔な人が市長になること」 と力説。 真相の徹底解明と談合による損害賠償を、 中司市長やゼネコンに求めたいと語りました。
野田さんは、 中司市政が強行した公民館の廃止・有料化で、 利用率が72%から56%に低下していることを示し、 「私が市長になれば無料化を復活し、 市民が安心して使える施設にしたい」 と表明。 保育所や学童保育の民営化や有料化は凍結し、 市内での養護学校建設実現へ全力を挙げたいと語りました。
さらに野田さんは、 談合でゼネコンに不当に流れた税金は10億円なのに対し、 国保料の1万円引き下げは7億円でできることや、 10億円あれば、 公民館を20年間無料にできることを紹介し、 「市長が変われば暮らしが変わる。 談合政治から、 暮らし・福祉最優先の市政に転換するために、 市長に押し上げていただきたい」 と力強く語りました。
事務所開きでは、 「この日が来るのを待っていた。 『お金がない』 と市民に負担を押し付けながら、 税金をゼネコンの食い物にしてきた構造ときっぱり縁を切ろう」 「市民の方を向いて真剣に取り組んでくれる野田市長を実現したい」 などの激励や期待が相次ぎました。
7日に「市民のつどい」
メセナ枚方
「清潔・民主の会」 では9月7日 (金) 午後6時半から、 メセナひらかた多目的ホールで 「市民のつどい」 (仮称) を開くほか、 全有権者規模での宣伝や対話、 野田候補の推薦依頼を幅広い団体・個人に広げています。
「清潔・民主の会」 枚方市川原町31 クラウンビル1階 072・804・3502
投稿者 jcposaka : 2007年09月06日