任期満了に伴う交野市議選 （定数17） は９日投開票の結果、 日本共産党は坂野光雄 （60）、中上さち子 （54） ＝以上現＝と、 皿海ふみ （34） ＝新＝の３氏が全員当選しました。 （２面に選挙結果と党派別得票率・数）
　日本共産党の得票は５０１６票 （得票率14・58％）で、 前回03年と比べ２４９票 （同０・７ポイント） 上回り、 議席占有率は０・98ポイント上がり17・64％となりました。 ことし７月の参院比例得票から１０４６票（25・76％）伸ばしています。
　選挙戦は定数１減の17に、 23人が立候補する激戦に。 日本共産党は、 自民、 公明、 民主などの 「オール与党」 勢力が、 現市長の提案になんでも賛成し、 「財政再建」 の名で市民負担増を押し付けてきたことを批判。 高すぎる国保料・介護保険料の引き下げや子どもの医療費の就学前までの無料化、 第２京阪道路の環境対策の推進などを公約し、 論戦をリードしました。
　選挙結果を受けて同党市委員会はコメントを発表。 議席占有率が上がり、 ますます責任の比重が増した市議会で、 公約実現に全力で取り組むことを表明しています。
　党派別当選者は日本共産党３、 自民２、 公明４、 民主３、 無所属５。 自民党は１増の３人が立候補しましたが、 新人が落選。 公明党は前回から６１９票 （７・65％） 減らし、 民主党は前回から２６６６票 （67・40％） 増やし、 １増の３人が当選しました。
　投票率は57・41％で、 過去最低だった前回を１・45ポイント下回りました。 当日有権者数は６万１６５５人。