梅田さんで府政を変えようD 労働者と行動をともに
2007年12月26日
「弁護士活動の原点は西淀川公害訴訟にあります」。公害患者総決起集会「手渡したいのは青い空 梅田さんと一緒に公害のない大阪を!」であいさつした梅田章二さん。目をうるませながら語りました。弁護士になりたてのころ、西淀川公害訴訟に参加。「患者さんの思いや願いを心の底から受けとめないと」と、梅田さんは患者宅に泊まりこみました。深夜、気管支が狭まり空気を吐き出せなくなるぜんそく患者の苦しみを、徹夜でビデオに記録し法廷で上映。この患者さんは志半ばで亡くなりました。
二男が一歳半でぜんそくを発症し親子で原告になった永野千代子さん@J=西淀川公害患者と家族の会事務局長=はいいます。「子どもが生後四十日で西淀川区に引っ越してきました。子どもとお年寄り、弱い者がまっさきに被害にあった。梅田さんは何でも一生懸命。被害の立証のための調査から、弁護団会議の激しいやりとりまで見てきましたが、親しみやすく人情派です」
国鉄分割民営化の解雇撤回闘争をたたかう国鉄労働組合近畿闘争団の大矢勝さん@Gは、二十年前の梅田さんの姿を鮮明に覚えています。ベテラン運転手が職場を追われる配置転換通告から発動まで十日ほどという激動の日々、梅田さんは徹夜の文書作成、不当労働行為についての学習会の講師、座り込みと労働者と行動をともにしました。「梅田さんは組合の事務所に“出勤”していましたわ。労働者にとことんつきあって私らの気持ちを体感して、矢面に立たされた私らの弁護活動にあたってくれた」と語ります。
イラク自衛隊派遣差止訴訟、原爆症認定訴訟と人権・平和を守る裁判にも多数、参加しています。
「憲法九条は人類の知恵です」と、憲法についてなら、「一晩中でも語れる」という梅田さん。来年五月、大阪で開催する九条世界会議の仕掛け人でもあります。今年一月、ケニアで開かれた世界社会フォーラムには国際法律家協会から日本の弁護士三人が参加し、梅田さんはパネラーとして発言。「一緒に平和を築くために九条を広めたい」と話すと、参加者から大きな賛同が寄せられました。
仲間の徳井義幸弁護士Gは「彼は国際的な視野で交流して運動を引っ張っている。活動のなかでも、未来への展望を照らす話をしてみんなを元気づけ、困難を乗り越えるエネルギーを持っています」といいます。
梅田さんは、格差と貧困の広がりに「社会的な不公正を放置すれば社会は崩壊する」と憤り、府政を府民のものに、と再出馬を決意しました。非正規雇用の増加など四年前よりいっそう府民の生活は厳しくなり、ストレスからくるノイローゼ、自殺、虐待などの問題に接し、「もう限界だ。府民は新しい政治を求めている」と感じてきました。「このままでは結婚もできず、子どもも持てない」という非正規雇用の青年の叫び。くらしを応援する府政へ全力をあげます。「府民の税金はどこに消えてしまっているのでしょう?大阪に元気、ぬくもりを取り戻しましょう」と呼びかけます。
難波・高島屋前で聞いていた会社員の男性@Mが「共産党は好きじゃないけど、(府政は)変わってほしい。太田知事は税金をどぶに捨てているようなもんやった。自民党、民主党がいくら新人を出してきてもいっしょ。梅田さん、頑張ってくださいよ」と期待を寄せました。
投稿者 jcposaka : 2007年12月26日