4・3共産党大演説会後のライブトークに青年ら200人 志位さんに質問!
派遣労働 生き方 医療問題
私たちにできることは―
志位和夫委員長を迎えて3日夜、 大阪市浪速区の大阪府立体育会館で開かれた日本共産党大演説会の終了後、 若者たちの質問に志位委員長が直接答える 「ライブトーク」 が同会館内でありました。 「生の志位さんに会える!」 と、 200人が会場を埋めました。
Q・低い組織率でも成果上げるには
「働く人たちが苦しめられているのを実感しています」 真っ先に手を挙げたのは、 人材派遣会社に勤める男性 (25) =茨木市在住。 大阪で派遣労働者の青年ユニオンのような組合をつくろうとしているこの男性は、 「フランスの労働運動のように、 6%の (労働者) 組織率で、 90%の成果を勝ち取るために、 僕たちにできることは?」 と問いかけました。
A・仲間をつくる取り組みが大事
志位氏は、 派遣労働問題を取り上げた国会質問の準備で、 首都圏青年ユニオンの経験を聞いたことを紹介しながら、 「今、 働く若者がバラバラにされている中、 個人加盟の組合である青年ユニオンで、 携帯電話の連絡網を使って大勢で団体交渉し、 成果を生んでいる。 労働者の団結を重視した 『仲間をつくる取り組み』 が大事」 と助言しました。
Q・後期高齢者医療制度ひどいが…
民主商工会事務局員の中野竜太さん (24) =寝屋川市在住=は、 「後期高齢者医療制度は、 お年寄りに 『死ね』 と言う血も涙もない制度」 と語り、 野党4党が共同で衆院に提出した廃止法案をめぐる状況について聞きました。
A・野党結束と草の根のたたかいを
志位氏は、 「廃止法案は与党が審議しようとしない中で、 野党が多い参院にも提出するなど、 野党が結束したい。 自民党まで揺さぶって、 廃止法案を可決する条件はある」 と強調。 後期高齢者医療制度に反対する意見書が全国の地方議会の3割で可決されていることや、 岐阜県大垣市の自民党議員団が 「断固反対」 の声明を出していることを紹介し、 「制度が実施されればされるほど、 ひどさが分かってくる。 たたかいはこれから」 と語りました。
さらに中野さんが 「若い僕たちに何ができるか教えてください」 と質問したことに、 志位氏は 「今、 後期高齢者の人だけでなく、 団塊の世代が後期高齢者になったときの医療費削減を狙っている。 全国民が75歳になったら国から捨てられるのがこの制度」 と述べ、 世代を超えて廃止へ力を合せようと呼び掛けました。
Q・民青同盟と共産党の魅力は?
最後に質問した女性 (22) は、 「日本民主青年同盟と日本共産党の魅力について、 語ってください」 と発言しました。
A・自分とみんなの幸福を願う組織
志位氏は、 「人間にとって大事なのは、 どういう幸福観を持って生きるかということ」 と述べ、 カール・マルクスが17歳のときに書いた論文 『将来の職業選択にあたっての一青年の考察』 を紹介。 「マルクスの結論は、 最大多数の人たちを幸福にした人が、 最も幸福だということ。 ライブドア事件のように、 お金もうけや立身出世が幸福につながらない場合がある。 民青も共産党も、 自分の幸福を大事にするとともに、 みんなの幸福を願っている組織」 と語りました。
さらに志位氏は、 国会質問で取り上げた派遣社員の女性が、 質問を機に正社員になった例を示し、 「マルクスの言葉に付け加えるとするなら、 たくさんの人を救うとしても、 まず一人の、 身近に困っている人を救うことが大切」 と締めくくりました。
ネットで相談 女性が入党
共産党は 「国民の味方」 ですね
ライブトーク終了後、 会場で日本共産党に入党した女性 (36) =東大阪市。
生活のことで相談したいことがあり、 友達に話すと、 「前に困ったことがあったときに共産党の人に相談に乗ってもらった」 と教えられたので、 2週間前に、 インターネットで調べました。
「共産党」 「東大阪」 のキーワードで検索したら、 上原けんさく市会議員のホームページがありました。 メールを送ると、 すぐに親身になって相談に乗ってもらえてびっくり。 上原さんに誘われて、 きょう参加しました。
上原さんに直接会うのも、 共産党の集会に参加するのも初めて。 志位さんの演説を聞いて、 相談に乗ってくれた上原さんと同じで、 共産党は何でも国民の立場で考える、 国民の味方だということが分かりました。
投稿者 jcposaka : 2008年04月11日