75歳以上を対象に今月１日に強行実施された後期高齢者医療制度をめぐり、 保険料が初めて年金天引きされた15日、 大阪市北区の北区役所前では市民らが 「お年寄りいじめの制度は即刻中止に」 と訴えました。

　街頭宣伝に取り組んだのは大阪社会保障推進協議会や生活と健康を守る会、 大阪労連の有志ら約15人。 ビラを配りながら 「高齢者から医療を奪うことは死んでしまえというに等しいひどい政治です」 「長生きを祝えるような社会にしましょう」 などと呼び掛けました。 　ビラを受け取った女性 （79） は、 「収入が目減りし負担だけが増えた」 と表情を曇らせます。 月額約７万円の年金が暮らしの支えと言う女性。 「福祉や医療を充実してほしい。 それだけが願い」 と話していました。 　この日、 日本共産党と後援会も府内各地の駅頭、 スーパー前などでいっせいに宣伝・署名を展開。 「今からでも廃止を」 と訴えました。