後期高齢者医療制度 年寄りいじめやめてんか 各地で集会・デモ
2008年06月19日
「うば捨て山よりひどい」 と廃止論が強まる75歳以上が対象の後期高齢者医療制度。 2回目の保険料年金天引き実施 (13日) に先立つ12日、 大阪府庁周辺で 「怒りのおおさか総行動」 が取り組まれ、 約500人が 「お年寄りいじめはやめてんか」 と訴えました。
同制度を廃止に追い込もうと大阪民医連、 年金者組合府本部、 大阪労連、 大生連、 新婦人府本部、 大阪社保協などが主催したもの。 大阪城公園教育塔前で開かれたスタート集会で、 日本共産党の宮本たけし衆院比例代表候補は 「政治的立場の違いを超えて怒りが噴出しています。 野党4党提出の廃止法案を衆院でも可決・成立させよう」 と強調。 大阪社保協の寺内順子事務局長は 「長寿を喜べない社会に未来はありません。 私たちの声を集め政治を変えよう」 と呼び掛けました。 統一カラーはオレンジ色。 参加者は 「怒」 と書いたプラカードや横断幕などを手に府庁周辺をパレードし、 「年金天引きなんでやねん」 「高齢者の医療差別はやめて」 と訴えました。堺社保協が集会
堺社会保障推進協議会の呼び掛けで5日、 堺市民会館で開かれた後期高齢者医療制度廃止を求める集会には270人が集い、 市内の自治会や老人会の役員らも参加。 自治連合会長や老人クラブなどからの賛同や、 樋口忍堺市医師会長からのメッセージが紹介されました。
集会では耳原総合病院の松本久院長が 「(制度が存続すれば) 国保法では禁じられていた75歳以上の方への資格証発行がされ、 新たな悲劇が起こる」 と話し、 日本共産党の宮本衆院比例代表候補は、 与党が同法廃止や一部見直しと引き換えに消費税率の引き上げを狙っていることを指摘。 「国民にばかり痛みを押し付け、 一度でも財界や米軍に押し付けたことがあったでしょうか」 と話すと、 会場から拍手が起こりました。
集会後は、 「年寄りいじめの医療制度反対」 など、 シュプレヒコールしながら瓦町公園まで 「怒りのパレード」 を行いました。
投稿者 jcposaka : 2008年06月19日