後期医療 民主が「改善」意見書 堺市議会 廃止投げ捨てる
2008年06月19日
堺市議会で17日、 民主党会派などが議員提出した 「後期高齢者医療制度の可及的速やかな改善と安心できる医療保険制度の構築を求める意見書」 が自民・公明を含む賛成多数で可決しました。 日本共産党など10人が反対しました。
現代版 「うば捨て山」 と同制度への国民的怒りが渦巻く中、 小手先の 「見直し・存続」に固執する政府・与党と同じ立場に立つもので、 野党4党提出の 「廃止法案」 成立を願う国民世論に背を向けるものです。
この意見書は、 ネーミングを「長寿医療制度」とするなど部分的改善が検討されたと評価。 制度の 「改善を速やかに実施」するよう求める内容です。
同日開かれた市議会本会議で、 日本共産党の石本京子市議は 「廃止」 の立場を投げ捨てた民主党の態度を批判。 「部分的改善では差別的制度の根本は変わらない」 と反対を表明。 市議会には日本共産党も 「廃止を求める意見書」 案を提出していましたが、 一事不再議で審議さえ行われませんでした。
投稿者 jcposaka : 2008年06月19日