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日本共産党街頭演説(例)

2008年06月21日

2008年6月21日 大阪府委員会選挙宣伝部

 府民のみなさん。日本共産党です。
 国会は、日本共産党など野党四党が提出していた後期高齢者医療制度廃止法案を継続審議にすることを議決し、閉会しました。自民、公明の与党は、最初は廃案にすることをねらっていましたが、国民の怒りを前に、廃案にできませんでした。「平成のうば捨て山」と呼ばれるように、お年よりを健保や国保、扶養家族から引き離し、別枠の医療制度に押し込める高齢者差別の医療制度は廃止する以外にありません。
みなさん。参議院では野党の共同で後期高齢者医療制度の廃止法案が可決されたのに、衆議院では、日本共産党を除く野党三党が廃止法案の審議拒否をしたことは、国民の期待に背くことではなかったでしょうか。日本共産党は、国民のみなさんが願っている廃止法案を一刻も早く審議しようと、各野党に申し入れましたが、民主党は「受け入れられない」という対応でした。大変残念ですが、私たちは今後も国民世論と結んだ論戦で福田内閣を追いつめる道を追求していきます。これからもさらに世論を高めて、後期高齢者医療制度を廃止に追い込もうではありませんか。
 みなさん。今度の国会では、衆議院での数の力を頼んで、問答無用で悪法をごり押しするという自民、公明の与党に国民の怒りの声が集まりました。
同時に、参議院での数の力に頼って、審議拒否をおこなったり、強行採決をおこなったりと、まともに審議をおこなうという態度をとらない民主党にも国民の厳しい批判が寄せられました。
 みなさん。民主党が論戦で、堂々と自公政権を追い詰めることができないのは、自民、公明と政治的な立場が同じだからです。宇宙の軍事利用に道を開く宇宙基本法や、政治家と官僚の癒着をひどくする国家公務員改革基本法を自公と水面下で話し合い、合意したら一気に通しました。また、「新憲法制定議員同盟」の新しい体制を自公民の議員が参加してつくり、憲法改悪をねらっています。
 財界本位、アメリカいいなりの自民党政治を根本から変える展望をもっている日本共産党だからこそ、どんな問題でも国会で堂々と論戦ができるのです。これからも、国民のみなさんの利益を守って全力でがんばります。
 とくに、福田首相が、最近、消費税増税について、「決断のときだ」とのべたことは重大です。医療の崩壊など、社会保障の切りすて路線が破綻するなかで、自公からも民主党からも消費税増税の動きが強まっています。財源というなら、大企業・大金持ちへの行き過ぎた減税やアメリカの戦争応援のための軍事費にこそメスを入れるべきではありませんか。日本共産党は、消費税増税の企てを許さない闘いに全力をあげます。
この機会に政治と暮らしのことがよくわかる「しんぶん赤旗」をぜひお読みください。みなさんの大きなご支援をお願いしまして、街頭からの訴えを終わらせていただきます。

投稿者 jcposaka : 2008年06月21日

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