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後期医療・各種保険料 早く死ねというのか 一斉に不服審査請求 年金天引き許せない

2008年08月29日

 後期高齢者医療制度や国保・介護保険料への不服審査請求一斉提出行動が21日、 大阪府議会会館で行われました。 介護保険料に怒る一揆の会と全日本年金者組合大阪府本部などが呼び掛けたものです。

  「(保険料を) 天引きしていいなどと、 憲法のどこに書いているのか」。 行動に参加した竹内徳一さん (84) は府の職員に詰め寄りました。  15歳で満蒙開拓青少年義勇軍に参加。 21歳で旧日本軍に入り、 翌年の敗戦後はシベリアに抑留されました。 氷点下30度、 栄養失調の中の過重労働で 「たくさんの仲間が死んだ」。 しかし軍人であった期間が短いため、 軍人恩給もありません。 わずかな年金では暮らしてゆけず、 城東区の自宅でシャツのボタンホール加工業を営んでいます。   「いまも働いているから、 何とか食べていける。 天引きはわれわれに 『早く死ね』 と言っているのと同じだ。 大阪府も、 府民のためにこの制度に反対してほしい」 と話しました。  東大阪市から参加した北郷栄要さん (83) は、 受けられる医療内容が差別されていると感じています。 脳梗塞 (こうそく) が疑われて1週間の入院をした際、 これまで行っていた磁気共鳴画像装置 (MRI) での診察を医師が拒否したためです。 後期高齢者医療制度は、 医療に対する信頼も壊しています。  この日の請求は全734件。 被保険者と代表者ら100人以上が参加しました。  不服審査請求は、 保険料通知を知った日から60日以内の間にできます。 主催者は、 「市町村を窓口にし、 府内各地で請求の提出を行いましょう」 と呼び掛けていました。

投稿者 jcposaka : 2008年08月29日

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