燃油高騰 業者が悲鳴 吉井衆院議員ら堺で調査 投機規制など一刻も早く対策を 漁業協同組合など訪問
中小業者の経営と国民生活を圧迫している原油価格の高騰問題で、 日本共産党の吉井英勝衆院議員らが22日、 堺市内のクリーニング店や漁業協同組合などを訪れ、 聞き取り調査を行いました。
漁港では堺市沿岸漁協 (津本敬組合長) と堺市浜寺漁協 (宮田鐵男組合長)、 堺市出島漁協 (京柄楠一組合長)、 堺市漁協 (江戸雅美組合長) の漁師22人と懇談しました。
懇談では、 「人件費よりも燃油費が高い。 こんなことは初めてだ」 と、 漁師らは訴えました。
政府案は非現実的
政府の漁業者向け緊急対策のうち、 燃油費高騰分の最大90%を政府が負担する 「省燃油実証事業」 は、 燃油使用量などの制限があるため、 「全く現実的ではない」 と話し、 「漁業など第一次産業は国民生活の根源です。 日本の漁業を守ってほしい」 とも語っていました。
クリーニング業者は、 ハンガーや包装用のフィルム、 集配のためのガソリン代などが値上がりしている状況を説明し、 「中小業者は簡単に値上げできない。 関係するすべての業者が困っている」 と話しました。
直接補填へ全力で
吉井議員は、 原油や穀物などの価格高騰の原因が投機マネーにあると指摘。 日本共産党が政府に申し入れた、 ▽漁業用燃油の急騰に対する直接補てん▽休業に対する補償の実施などの早期実施に向け、 「力を尽くす」 と述べるとともに、 「政府に対し投機マネーの規制を求める声をどうか大きくしてください」 と呼び掛けました。
一行はこの日、 財団法人堺市産業振興センターと堺市商工会議所なども訪れ懇談しました。
この行動には、 岸上しずき衆院大阪16区候補と坂本譲次同17区候補、 芹生幸一府議、 栗駒栄一・源中未生子・田中浩美各堺市議らが同行しました。
投稿者 jcposaka : 2008年08月29日