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寝屋川廃プラ問題 共産党議員を威圧 役所内で乱暴な行為も 共産党 事業組合に謝罪要求・法的措置も

2008年08月29日

 寝屋川市の大阪東部リサイクル事業協同組合のメンバーらが、 市役所内の日本共産党寝屋川市議団控室で、 同党議員に大声で口汚くののしった上、 控室から無理矢理連れ出そうとした問題をめぐり、 同党議員団は8月25日、 組合側に対して厳重に抗議し謝罪を要求、 市会議員の言論と活動を押さえつける行為が続けられる場合、 法的措置を取るとの通告書を送付しました。
 寝屋川市東部には、 北河内4市 (枚方、 寝屋川、 交野、 四條畷) が運営する廃プラスチック圧縮梱包施設 「リサイクルプラザかざぐるま」 と、 民間廃プラ加工会社 「リサイクル・アンド・イコール」 が操業し、 周辺住民らが全身の湿疹 (しっしん) や目、 のどの異常を訴え、 原因とされる工場の差し止めを求めて大阪地裁に提訴。 9月に判決が言い渡されます。
 同組合は、 4市運営の廃プラ圧縮梱包業務を請け負っています。
 関係者によると、 8月14日、 同組合の松岡輝仁理事長ら十数人が同党控室を訪れ、 「共産党のビラや議会での発言はけしからん」 と主張。 「健康被害と廃プラは関係ない」 「反対派の意見を聞いて、 なぜわれわれ意見を聞かないのか」 などと述べたと言います。
 応対した松尾信次市議は、 「事前協議なく、 話し合いには応じられない」 と強く主張。 その上で健康被害については、 「専門家の調査などを踏まえ、 議員団として判断したもの」 と述べました。
 ところが組合側参加者は、 「議員をやめろ」 など大声での威圧的発言を重ね、 「こっち (組合側) の事務所へ来い」 と、 松尾市議のいすに手を掛けて1bほど引っ張り無理矢理連れ出そうとしました。
 松尾市議は厳重に抗議し、 退去を要求。 18日付で謝罪を求める申し入れ書を組合側に送付しました。
 18日にも同組合メンバーら約15人が控室を訪れ、 議員を威圧する言動を繰り返しました。 22日夜にも、 組合関係者が2人の議員宅を訪ねて来ました。
 日本共産党市議団はこの間、 廃プラ施設の問題を繰り返し議会で取り上げ、 問題点を追及。 周辺住民の強い要求である健康調査の実施を市に求めてきました。
 この問題は国会でも取り上げられ、 日本共産党の山下よしき参院議員の質問に、 国側は 「現に健康被害を訴える人がいれば、 そういう人の立場に立ち行政をすべき」 と答弁しています。
 松尾市議は、 「市民に選ばれた議員の言論と活動を抑え込もうとするものです。 自分たちの主張に従わない個人・団体を攻撃する民主主義と人権を破壊する行為であり、 とうてい許されるものではありません。 法的措置を含め、 厳しく対応していきたい」 と話しています。

大阪東部リサイクル事業協同組合

 前身組織は河北再生資源取扱業者組合。 2000年に 「部落の完全解放を成す一環」 などを目的にした寝屋川資源再生業協同組合に改組。 01年大阪東部リサイクル事業協同組合に名称変更。
 寝屋川市立クリーンセンターの廃プラ処理施設の中間処理業務を、 01年〜07年度まで7年間随意契約で請け負っていました。

投稿者 jcposaka : 2008年08月29日

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