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差別医療廃止を 大阪市西成区 共産党が集会・デモ 区医師会長も期待の声

2008年09月11日

 後期高齢者医療制度を秋の国会で廃止に追い込もうと6日、 大阪市西成区で学習決起集会とパレードが行われ、 区民ら125人が参加しました。 日本共産党西成区委員会が主催し、 西成区民センターで開催。 がもう健府議と尾上やすお大阪市議があいさつ。 ちばあつこ衆院大阪3区候補が党の政策と提案を報告し、 現場の医師らが発言。 同区の医師会会長から期待のメッセージが寄せられました。

ちば衆院候補先頭にデモ 

  「皆さまの運動が実り多い結果となりますことを、 期待しております」。 西成区医師会会長の南克昌さんからのメッセージが読み上げられると、 会場から拍手が起こりました。
 メッセージは、 国の医療費抑制政策が医療機関の経営を圧迫し、 国民の医療費負担増を招いていると指摘。 その結果、 「高齢者や低所得者などの社会的・経済的弱者が必要な医療を受けにくい状況になって」 いるとしています。 そして、 医療の崩壊を、 「医療費を無理やり押さえ込もうとする政府の姿勢が」 引き起こしていると指摘し、 「今ここで力を合わせ、 『医療崩壊』 をくい止めねばなりません」 と訴えるものでした。
 集会では、 大里光伸西成民主診療所長と大阪歯科保険医協会の小沢力さん、 西成医療生協の奥章専務理事らがそれぞれ発言しました。
 その中で、 「後期高齢者」 の診療料を6千円の定額化とする 「包括制」 を、 いずれは全ての年齢層に広げる政府の狙いがあったことが紹介されました。 この制度の狙いは高齢者を差別するだけでなく、 全ての国民を所得によって差別し、 医療への国の責任を放棄することで社会保障費を押さえ込む狙いがあることが指摘されました。
 ちば候補は福田首相の突然の辞任に触れ、 「差別医療反対などの国民の声が自公政権を追い詰めた結果」 と述べました。 その上で、 インド洋で活動する米軍への自衛隊による給油活動継続に固執する自民党を批判し、 「軍事費と医療費、 どちらが大事か」 を問い、 「国民世論に訴えて、 必ず秋の国会で廃止に追い込もう」 と訴えました。
 集会後、 参加者はちば候補を先頭に西成区内をパレードし、 「社会保障の切り捨て反対」、 「国保料を値下げせよ」 などシュプレヒコールしました。

「医療崩壊阻止」訴え集会次々と
医師会など

  「医療崩壊を阻止する集会」 が18日、 大阪市西成区と北区で開かれます。
  「医療崩壊を阻止する西成区民集会」 は午後2時から大阪市西成区の大阪フィルハーモニー会館 (地下鉄岸里駅下車)。 主催は西成区医師会、 同区歯科医師会、 同薬剤師会。
 集会では、 大阪府医師会理事の山本時彦さんが、 大阪の救急医療の現状などについて講演。 歌とピアノによる音楽の集いも予定しています。
 区医師会では開催にあたり、 「小泉政権以降、 毎年実施されている医療費2200億円の削減で、 いま日本の医療は崩壊の危機に立たされています。 私達の命と健康を守るためには、 なんとしてもこれ以上の予算の削減を阻止しなければなりません。 今こそ、 国民一人一人の声を集めて、 大きな力として政府に届けましょう」 と参加を呼び掛けています。
  「医療崩壊を阻止する北区民集会」 は午後3時半から大阪東急イン2階ホークルーム (阪急梅田駅など下車)。 主催は北区と旧大淀区のそれぞれ医師会、 歯科医師会、 薬剤師会。 後期高齢者医療制度即時廃止、 国民皆保険制度堅持、 社会保障費の毎年2200億円削減の撤廃をスローガンにしています。

投稿者 jcposaka : 2008年09月11日

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