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後期医療 国保 新たな年金天引き 生存権侵害に怒り

2008年10月16日

 75歳以上の高齢者に差別医療を押し付ける後期高齢者医療制度で、 4月の制度導入以降4回目の保険料年金天引きが15日強行され、 全国で新たに最大625万人が対象となりました。 同日、 日本共産党は各地で一斉に宣伝に取り組み、 宮本たけし衆院比例候補は大阪市内5カ所でマイクを握り、 制度廃止を訴えました。
  「お金がなくてどんどん生活が苦しくなるばかり。 年をとったら早く死ねということか」。 この夏、 後期高齢者医療制度の対象になった河野道嗣さん (75) =大阪市西成区=が語気を強めます。 夫婦2人の年金生活。 家賃8万円を引き、 月額約10万円で暮らしてきました。 この日の年金天引き以降は月額8万円しか残らなくなりました。
 西成区役所に説明を受けに来たという別の夫婦は、 「どんどん政治が悪くなるのを感じる。 弱い者ばかりいじめる政治を変えてほしい」 と話しました。
 今回の天引きでは、 15日に振り込まれる8・9月分の年金から10・11月分の保険料が引かれます。 対象は新たに、 ▽国民健康保険料を支払っている65〜74歳 (約300万人) ▽サラリーマンに被扶養者されている75歳以上 (約200万人) など全国で最大625万人とも。 政府・与党は選挙を意識して 「見直し」 を口にしますが、 保険料徴収は容赦なく続きます。
 宮本候補と尾上やすお大阪市議、 地元の党後援会員らは西成区役所前で宣伝。 「わずかの年金から保険料を天引きするのはお年寄りから医療と生存権を奪うもので許せない」 と強調。 「悪政やめよの声をひろげ制度廃止に追い込もう」 と述べ、 日本共産党への支持を呼び掛けました。

投稿者 jcposaka : 2008年10月16日

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