日本共産党小池晃衆議院議員・医師・政策委員長と語り合う医療・日本の進路―「医療崩壊」の打開を考える講演と懇談会
2009年04月27日
日本共産党小池晃衆議院議員・医師・政策委員長と語り合う医療・日本の進路―「医療崩壊」の打開を考える講演と懇談会が二十六日、大阪市内で開かれ、会場いっぱいの二百二十人を超える参加者であふれました。
日本共産党の宮本たけし衆院比例候補が司会・コーディネーターを務め、山口勝利・党府委員長が主催者あいさつしました。
医療現場から四氏が発言。花田力・元平野区医師会長は、レセプトオンライン請求義務化について、「義務化ということが、戦前の体制のようで一番だめ」と強い反対の意思を示しました。
川口竜助・大阪府健康医療部保健医療室医療対策課主査は、救急医療の危機の背景に医師不足、過酷な勤務環境を指摘。国に期待することとして、@診療報酬設定改善A医師確保のための法改正B補助金増額を挙げました。
二十五歳の若さで過労死した看護師の村上優子さんの母、加代子さんは「質的な過重性のある看護の現場で、二万人もの人が過労死ラインにいます。これで安心な医療が受けられるでしょうか。誰もが健康で働き幸せな生活を送れるよう願っています」と語りました。
小池氏は、医師不足問題で京都府が改善に動いた例を挙げ、「都道府県の役割も重要です」と指摘。また、医療・介護分野が創出する雇用、施設建設・改修などによる経済効果が抜群に高いことを数値を示して解説し、「医療の立て直しこそが、日本経済の立て直しにつながる」と述べました。
投稿者 jcposaka : 2009年04月27日