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日本共産党新入党物語 希望との出合い D クリスチャンとして戦争反対貫く党に共感

2009年04月03日

 3月の初め、 塾の非常勤講師をしている男性から日本共産党へ電話がかかってきました。 「共産党の話が聞きたいのですが」。 「憲法9条を守ることは大事なこと」 と話す男性は、 クリスチャンでした。

 川崎康隆さん (34) =仮名=は、 平日は補習塾の非常勤講師として、 学校の勉強についていけない子どもたちを教え、 週末は教会のミサへ参加しています。 同居する母と嫁いだ妹は体が弱いため、 おいやめいの世話をするなど生活を助けながら、 教会の慈善活動として野宿生活者への支援もしています。
 カトリックに興味を持ったのは、 高校時代の修学旅行がきっかけでした。 訪れた長崎で、 ナチスに殺されたコルベ神父のことを知りました。

若者の身代わりに

 ポーランド人のコルベ神父は、 ユダヤ人迫害などを批判する文章を発表してナチスに捕らえられました。 収容された刑務所で脱走事件が起こり、 ナチスは報復として10人を死刑にしようとします。 選ばれた10人の中の1人の若者が、 「妻に会いたい。 子どもに会いたい」 と泣き崩れた時、 若者の身代わりとなることを申し出たのがコルベ神父。 彼は、 食事も水も与えず自然死させる「飢餓牢」に入れられましたが生き続け、 最後は毒殺されたといいます。
 この話を忘れられなかった川崎さん。 仕事の悩みを抱えていた5年前、 カトリック教会の門を叩きました。
 大学は法学部で、 ゼミでは憲法と集団的自衛権の問題を話し合っていました。 そのころ、 新聞の片隅に見つけた、 海外での武力行使はできないとする日本共産党の主張を、 「正論だ」 と感じました。
 その後も共産党に興味を持ち続けていましたが、 新聞でもテレビでも、 その姿が報道されることはほとんどありません。 ところが昨年から 「共産党への入党者が増えている」 との報道が目立ち始めました。 この時、 国民の困難を取り除くために活動する党の姿を知りました。

神父の姿と重なる

  「自分も役に立てないか」。 川崎さんは教会の神父に相談しました。 神父は、 「信者と共産党を両立させて頑張りなさい」 とアドバイスします。
 3月10日、 党の地区委員会事務所で話を聞き、 侵略戦争に反対して弾圧された党の歴史を知りました。
  「コルベ神父の生き方と共通する、 崇高な人たちです。 入党して、 自分の時間の一部を社会を良くするために使いたい」

投稿者 jcposaka : 2009年04月03日

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