島本町議選 共産党全員当選 過去最高得票で議席増 暮らし守る町政へダッシュ
12日投開票された島本町議選 (定数16) で、 現有2議席から1増を目指した日本共産党は、 河野恵子 (44)、 冨永ちひろ (61) =ともに現=、 高山佳昌 (69) =元=の3人が立候補し、 全員当選を果たしました。 同日実施された町長選では日本共産党も参加する 「公正民主の会」 の下村まこと候補が6103票 (得票率41・64%) を得る大健闘。 下村さんを先頭にした民主町政実現の訴えと、 住民要求実現に奮闘してきた日本共産党の活動が、 豊かな自然、 暮らしと福祉を守る島本町の実現に向けた大きな流れになりました。
日本共産党の得票合計は2621票 (得票率17・7%) で、 前回比577票 (2・4ポイント) の増。 1109票を得た河野さんはトップ当選で3選を果たし、 20年の議員経験を持つ高山さんは927票、 冨永さんは585票を獲得し当選。 得票数とともに議席占有率 (18%) も過去最高となりました。暮らし・福祉守っての声広がる
この背景には、 社会の格差と貧困を広げた自民・公明政治の下、 「暮らしを守って」 の強い願いがありました。 同町ではこの間、 「行革」 の名で住民サービス後退が相次ぎ、 4月に町は 「通院や買い物に困る」 などの声を無視して駅前駐輪場の有料化を強行。 日本共産党の町政アンケートには140通以上の回答があり、 「暮らしが厳しい」 と答えた人は70%に上りました。
選挙戦では、 生活相談などで結び付いた住民が、 口コミで支持を広げた例に加え、 保守・無党派層にも党への共感が広がったのが特徴。 同町では、 農民や地権者の声を無視して進められた高速道路工事などによる水枯れ・農業被害への怒りも強く、 「名産タケノコを守りたい」 と、 今回初めて党支持を明らかにして支持を訴えた関係者も。
高齢化が進むある団地では、 自治会役員らが 「暮らしと福祉を守るのは共産党」 と支援の輪を広げ、 保育所民営化問題でも、 見直しを求める父母や保育関係者の間で 「福祉の充実・発展を」 と期待が寄せられました。
6月議会向けて政策実現目指す
日本共産党は、 ▽地下水100%のおいしい水道復活▽豊かな自然と歴史を生かした町づくり▽駅前駐輪場の有料化反対▽公立保育園民営化中止―など、 切実な住民要求に基づく政策を訴え。
町長選は当初 「無風」 と言われていましたが、 下村さんの立候補で、 保育所民営化の是非や駅前駐輪場有料化問題など、 住民の暮らしの課題が大きな争点になり、 「公正・民主の会」 には連日、 期待と激励の声が寄せられました。
骨格編成された当初予算に対して、 肉付け補正予算が提出される6月議会に向け、 日本共産党は選挙で掲げた政策の実現へ、 さっそく動き始めています。
投稿者 jcposaka : 2009年04月17日