議会の窓・熊取町
2009年05月01日
人口約4万5千人。 かつてはタオルとタマネギが特産でしたが、 いまでは大阪体育大学など3つの大学と京都大学原子炉実験所があり、 蔵書数30万冊を超える熊取図書館を有するなど、 学園文化都市に変化してきています。 原子炉実験所での 「中性子捕捉療法」 によるがん治療研究は世界的にも注目されています。
党議員団は学校図書館司書や循環バスなど住民要望実現に力を尽くし、 学校司書は全小中学校に配置され、 図書の充足率も大きく伸びました。 2年前の選挙 (定数18↓16) で3人の議員団を回復し、 保育料値上げ反対で予算の修正案を提出。 町議会での存在意義が大きくなっています。 一昨年10月、 町営住宅建て替え工事にからんだ談合事件が発覚し、 町長が辞職。 百条委員会が設置され、 真相解明と再発防止に議員団も奮闘しました。 町長選挙では 「公正で民主的な熊取町政をつくる会」 の候補を推薦してたたかいましたが、 前町長の流れをくむ候補が当選。 入札制度は改革され、 第三者機関の設置も予定されています。 厳しい財政の中で乳幼児医療費助成の就学前までの拡大など積極策は評価しつつ、 下水道使用料値上げやゴミ袋有料化には反対しました。 過去の談合による損害回復を求める住民監査請求が出され、 議会として再度調査が必要だと3月議会で百条委員会設置が決まりました。 また昨年3月には議会基本条例を制定し、 町内すべての地区で議会報告会を実施。 住民要望に接する貴重な機会ととらえて、 頑張っています。 (坂上巳生男・日本共産党熊取町会議員団団長)熊取町議会=定数16、 日本共産党議員は3人
投稿者 jcposaka : 2009年05月01日