日本共産党街頭演説例 民主党小沢代表辞任問題
二〇〇九年五月十二日 府委員会政策宣伝センター
府民のみなさん。日本共産党です。
西松建設からの違法献金問題で、秘書が逮捕されて二カ月あまり、小沢一郎民主党代表がようやく代表の辞任を表明しました。しかし、辞めたからといって疑惑を国民に説明する責任は全く果たされていません。辞任の記者会見でも、「一点もやましいことはない」と開きなおっただけで、具体的な説明は全くありません。選挙に勝つか負けるかの党略的な判断優先で、疑惑の解明はそっちのけの態度です。これでは国民は誰も納得しないのではないでしょうか。
そもそもなぜ、小沢氏がゼネコンから長年にわたって巨額の献金を受けていたのでしょうか。だいたい営利が目的の企業が政治家に献金するのは、見返りを期待するからです。民主党は、公共事業をめぐる政・官・業の癒着を厳しく批判してきましたが、これでは自民党の金権体質と何一つ変わるところはありません。
みなさん。いま戦後最悪といわれる景気の悪化のなかで、国民の暮らしも営業も非常事態です。ところが政府の景気対策は、相変わらずの大企業・大銀行優先で、国民向けは一年かぎりのばらまき。しかもそのツケは、消費税の増税で庶民に押しつけようというのです。民主党のいわゆる“敵失”で内閣支持率が若干上がったといっても、国民の六割以上が自民・公明内閣を支持していないのは、当然ではないでしょうか。
今度の総選挙でいまの政治を変えられるかどうかは、一貫して企業団体献金禁止を自ら実行してきた日本共産党を、みなさんのご支持でどれだけ伸ばしていただけるかにかかっています。大企業・ゼネコンから献金をもらっている自民と民主では、大企業に「雇用を守れ」「派遣切りをやめろ」「中小企業を守れ」と、ハッキリものを言うことはできません。
衆議院選挙には、政党名で書いていただく「比例代表選挙」と、候補者名で書いていただく「小選挙区選挙」の二つの選挙があります。ぜひみなさんのご支持を、比例代表では日本共産党と、この地域では( 小選挙区候補 )に賜りますよう、またこの機会に日本共産党の「しんぶん赤旗」をご購読いただきますようお願いしまして、街頭からの宣伝を終わらせていただきます。ご協力ありがとうございました。
投稿者 jcposaka : 2009年05月13日