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民主党党略の代表交替「西松献金」責任逃れ 金権腐敗 自浄能力なし「2大政党」でいいのか

2009年05月15日

 民主党の小沢一郎代表が11日、 代表辞任を表明しました。 準大手ゼネコン 「西松建設」 の違法献金事件をめぐる疑惑で自身の政策第一秘書が逮捕・起訴 (3月) されて以降、 国民の厳しい批判の広がりの前に辞任に追い込まれた形です。 波乱含みの政局となる中、 4カ月以内に投票となる総選挙について、 マスコミは 「真の意味で国民による政権」 ( 「朝日」 12日付) など 「2大政党キャンペーン」 を続けていますが、 いままさに問われているのは、 政党の真価です。

■自民・公明

「西松建設」 がらみの違法献金疑惑をめぐり小沢氏は、 「一点のやましいところもない」 などと、 この期に及んでも国民への説明責任を果たさず、 「党内が乱れていたのでは総選挙に勝利することはできない」 ことを代表辞任の理由に挙げました。
 辞任表明を受けて麻生首相は 「党内事情とは選挙事情ということなのか。 国民としてみれば疑問が残る」 などと小沢氏を批判。 小沢氏と同様に 「西松」 から巨額の献金を受けていた二階経済産業相の疑惑をはじめ、 自民党にも金権腐敗への自浄努力は見られません。
 大阪3区の田端正広衆院議員とともに街頭演説 (5日) した池坊保子衆院議員 (比例近畿) は 「トップが金権腐敗問題を抱える民主党に国を任せられない」 などと述べ、 連立相手の献金疑惑には口をふさぎ、 定額給付金などの実績をアピール。 公明党の太田昭宏代表は10日、 大阪市内で 「選択と集中のある新経済対策はバラマキではない」 などと主張しています。

■民主党

  「総選挙での必勝と政権交代の実現に向け、 挙党一致の態勢をより強化するため」。 代表辞任の会見でこう語った小沢氏。 まさに党略や政局を優先した開き直りです。
 日本共産党の市田忠義書記局長は 「民主党という政党全体をみても、 (事件が) 選挙に不利か有利かという議論はあっても、 誰一人として自浄努力を発揮しようとする動きはなかった。 これでは国民の信頼を得ることはできないだろう」 と指摘しました。
 大阪でも民主党陣営はこの間、 「いまこそ政治をチェンジ。 民主党に一度任せてください」 (4区・吉田治候補)、 「堺から政権交代、 子どもたちの笑顔と未来のために」 (16区・森山浩行候補) などと主張しています。
 5月1日の連合メーデーは総選挙に向けた民主党の決起集会の様相でしたが、 「非正規切」 などの雇用破壊の現状には言及しても、 その原因や責任にはまともに触れず、 「政権交代」 を叫んでいます。

国民本位へ政治変革
■日本共産党

  衆院の任期満了は9月10日。 どんなに遅くても4カ月以内に総選挙の投票日となる中、 日本共産党は選挙勝利へ臨戦態勢をとり、 諸活動の飛躍に全力を挙げています。

  「西松建設」 の違法献金疑惑で日本共産党は、 事件関係者の参考人招致や集中審議を要求し、 各党にも働き掛けてきました。 さらに、 金権腐敗政治の大本にある企業・団体献金をただちに禁止し、 税金の山分けである政党助成金を禁止するよう、 一貫して主張しています。  未曾有の規模で広がる雇用破壊に反対するたたかい、 国民の暮らし、 福祉、 中小企業と営業を守る取り組み、 各界・各分野との共同や交流が、 この間、 大阪でも広がっています。  4月には志位和夫委員長が米オバマ大統領に核兵器廃絶にしぼって積極的行動を求める書簡を送り、 これに基づく対話も始まっています。  内政でも外交でも日本共産党の役割が明らかになる中、 24日 (日) に市田書記局長が寝屋川市に来援。 6月8日 (月) には、 志位委員長を迎えた大街頭演説が大阪市中央区難波の高島屋前で行われます。 「貧困なくし、 平和な日本へ、 いまこそ日本共産党」 と縦横に訴える志位委員長。 同党大阪府委員会は 「一度共産党の話を聞きたい」 という人々などをはじめ、 幅広い府民に大街頭演説への参加を呼び掛けています。

投稿者 jcposaka : 2009年05月15日

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