「どんな活動してるのか」「カニコーセンとは何か」左翼党幹事長から質問攻めに 友好都市20年 独ハンブルクから訪日 山中智子大阪市議
大阪市と友好都市20周年を迎えたドイツ・ハンブルク市から先日、 代表団が大阪市に来られ、 市長公館で開かれた歓迎レセプションに、 幹事長の代理で出席しました。
セレモニーの後、 懇談に入るとすぐ、 通訳さんが 「共産党の議員と話したいと言っている議員がいる」と呼びに来られて、左翼党幹事長のドーラ・ヘイエンさん(女性)を紹介されました。
日本改革を説明して
ヘイエンさんの口からは、 「日本共産党の議員は何人か。 増えたのか減ったのか。 なぜ増えたのか。 次の選挙はもっと増えるのか。 どんな活動をしているのか」 「これだけ経済がひどい中で、 日本共産党は日本の経済をどうしていこうとしているのか」 と、 党の力や方針・目標について次々質問が飛び出し、 現状や、 日本改革の考え方を説明しました。
どこで耳にされたのか、 「カニコーセンとは何か」 という問いまであり、 過酷な労働が広がる日本で戦前のプロレタリア作家、 小林多喜二の小説 「蟹工船」 がブームになっていること、 それが書かれた時代の弾圧の歴史などを話し込みました。 通訳の方は、 「拷問」 や 「特高」 をどう訳せばいいのか困っておられました。
市長公館の庭は実に見事で、 別の議員がその庭を見に行こうと誘いに来ても、「私はこの人と話がある」 と振り切り、 日本共産党のことをもっと聞きたいという熱心さに圧倒されました。
女性議員少なすぎる
ヘイエンさんのもう一つの疑問は、 女性の少なさ。 韓国の釜山から大阪に来たが、 どちらも公式行事で女性がいなかった。 やっと女性議員に会えて本当に嬉しいと抱きつかんばかりの熱い握手。 私自身、 大阪市からの出席者が女性は私一人ということに抵抗は感じつつ、 よくあることとも思っていた光景が、 いかに奇異に映るのかをヘイエンさんの様子から実感しました。
ドイツではほとんどの政党が、 議員の半数を女性にすることを義務付けているそうです。 そんな国から来られたヘイエンさんの 「なぜこんなに女性が少ないのか」 という質問に、 女性の社会進出が進みにくい制度的な制約を話し、 日本共産党は大阪市会でも国会でも、 女性議員が一番多いと言いつつ、 日本共産党の議員も女性議員も、 もっと増えないと、 とあらためて思いました。
投稿者 jcposaka : 2009年06月19日