日本共産党街頭演説例 民意削って消費税増税に道 自民・民主の議員定数削減論
2009年5月27日(水) 府委員会政策宣伝センター
府民のみなさん。日本共産党です。
自民党も、民主党も総選挙に向けた政権の公約に国会議員の定数削減を盛り込もうとしています。どちらも、「増税するにはまず身を切る姿勢をみせるべきだ」「消費税増税の議論は国民の理解を得られない」などと言っているように、消費税の増税を進めるのが目的です。
国会議員が「身を切る」というのなら、真っ先に毎年320億円にのぼる税金を山分けする政党助成金こそきっぱり廃止すべきです。政党助成金の制度が始まってから15年間に自民党は2277億円、民主党は1190億円ももらっているのです。政党助成金は、憲法が保障する思想・信条の自由に違反し、支持政党でもない政党に、税金が使われる仕組みです。日本共産党は一切受け取っていません。
国会議員は国民と国会を結ぶパイプです。議員定数の大幅な削減は国民の声が国会に届かなくなることを意味します。しかも自民党も民主党も、いまの選挙制度で民意を正確に反映する比例代表の定数削減を狙っていることは重要です。民主党は鳩山代表、岡田克也幹事長がともに「衆院比例定数の80削減」を打ち出しました。自民党は今月中にも方針を出す予定ですが、「衆院定数を300人以下とし、比例区を廃止し、参議院を合わせた総定数を400人以下とする案が大勢」と言われています。
比例区の定数を削減、もしくは廃止してしまえば、事実上自民と民主が独占する小選挙区だけになります。比例代表で議席を得ていた共産党などの消費税増税反対の党を国会から閉め出すのが自民、民主のねらいです。
西松建設からの違法献金疑惑で、自民も民主も同じように金権政治に染まっていることがあきらかになりました。こんな「二大政党」で議席を独占しようという企みを許したら、憲法9条まで変えられてしまいます。ご一緒になんとしてもやめさせましょう。そのためにも解散・総選挙で日本共産党への大きなご支援を心からおねがいいたします。
6月8日・月曜日・午後5時30分より、なんば駅頭にて、日本共産党の志位和夫委員長が、みなさんにお話しします。ぜひみなさんお越しください。またこの機会に日本共産党の「しんぶん赤旗」をご購読いただきますことをお願いまして、街頭からの宣伝を終わらせていただきます。ご協力ありがとうございました。
投稿者 jcposaka : 2009年06月02日