「野中インタビュー」 (しんぶん赤旗) で保守層と対話 気持ちは同じ。比例は共産党に入れる
「野中インタビュー」 (しんぶん赤旗) で保守層と対話 気持ちは同じ。比例は共産党に入れる
元自民党幹事長・野中広務氏の大型インタビューが 「しんぶん赤旗」 に掲載され=写真、 注目されています。 記事を見た保守層が 「気持ちはまったく同じ、 比例は共産党に入れる」 と語るなど、 大きな反響を呼んでいます。
野中氏のインタビューは6月27日付け 「しんぶん赤旗」 12面に掲載されました。 「52年の政治生活を通じて宿敵だったあなた方 (「赤旗」) に私の思いを語るのも、 いまの時代が、 そうさせるのだと思います」 という言葉で始まり、 戦争と平和・憲法を語っています。
インタビューの中で野中氏は、特に小泉内閣の5年が、 「アメリカ型の市場万能主義をそのまま持ち込み、 アメリカの権益がかかわる戦場に自衛隊を派遣して、 日本社会の屋台骨を粉々にしてしまいました」 と断言。 蟹工船ブームを、 「若い人たちがまともに歴史に向かい合おうという気持ちが出ていることを非常にうれしく思い、 また期待もしています」 と評価しています。
泉大津市内で理髪店を経営する坂本政治さん (69) は、 記事のコピーを手に地元保守層を訪ねています。 これまでに220枚のコピーを配りました。
坂本さんは長年の日本共産党支持者。 記事を読んだ時、 「よくぞ 『赤旗』 に出てくれた」 と、 胸が熱くなりました。
かつて京都府で、 蜷川革新府政の対立候補を支援し、 「共産府政打倒」 の先頭に立っていた野中氏をその目で見ていました。 「『赤旗』 に出るのは大変な勇気がいるはずだ。 気持ちに応えたい」
記事を読んだ自民党支持者は 「『赤旗』 に出るのは、 共産党が信頼されてる証拠」 と感想を話しました。
地元保守層は自民党離れが起きています。 「中山から中川へ」 という掛け声の下、 衆院大阪18区で前回当選の自民党・中山太郎氏から民主党・中川治氏へ、 支持の変化が起きています。
中川氏の熱心な支援者宅を訪ねた時は、 呼び鈴を押す指が震えたと坂本さんは言います。 しかし、 家から出てきた支援者は記事を読むと、 「いまの自民党政治はあかんという気持ちはまったく同じ。 比例は共産党に入れさせてもらう」 と話し、 握手しました。
投稿者 jcposaka : 2009年08月01日