緩和反対の論陣張った共産党 タクシー会社社長が紹介 宮本衆院候補が招かれあいさつ
日本共産党の宮本たけし衆院近畿比例候補が7月31日、 大阪市住之江区南港のタクシー西大阪基地にある朝日自動車 (従業員約500人) の早朝点呼に招かれ、 タクシー運転手たちにあいさつをしました。
岩城清美社長 (72) は、 「規制緩和の際、 運賃の安さは労働者の生活・人の命と代えられるものではないと訴えたのが、 共産党の宮本さんだ」 と宮本候補を紹介しました。低賃金と安全軽視の規制緩和の中で
タクシー業界では2000年に自民党や公明党、 民主党などの賛成で道路運送法が改悪され、 新規参入や増車が自由化されました。 運転手には低賃金・安全軽視の長時間労働が押し付けられました。
このとき、 規制緩和反対の論陣を張ったのが、 当時参院議員だった宮本候補でした。
タクシーの供給過剰地域での台数制限や運賃の適正化などを柱とする特別措置法が、 ことし、 全会一致で可決し、 10月1日から施行されます。
規制強化を一貫して主張してきた共産党の穀田恵二前衆院議員は、 この時も与党案が不十分だとして野党案の共同提案者になりました。
宮本候補は、 規制緩和が業界や労働者の暮らしを追い込む中で、 与党も歩み寄らざるを得なくなり、 全会派一致で規制を強化する特措法が通ったとし、 それまで 「一筋縄では行かなかった」 当時の様子を語りました。
冒頭に政府が出してきた案は抜け穴だらけで、 共産党や民主党がもっと規制を強化する修正案を示し、 互いに歩み寄ったこと。 00年の規制緩和が間違っていたと、 穀田恵二議員(当時)が答弁に立ったこと。 00年の道路運送法改悪の際、 「私は国会で反対の論陣を張ったが、 民主党も賛成する中で孤軍奮闘だった」 と述べ、 「今度の規制緩和は第一歩。 一貫して規制緩和に反対してきた日本共産党を伸ばしていただくことが力になる」 と訴えました。
共産伸びることで魂が吹き込まれる
岩城社長は 「今度の選挙は、 共産党が伸びることで特別措置法に魂が吹き込まれる」 と、 共産党への期待を語りました。
この日、 宮本候補は、 同党のちばあつこ大阪3区候補、 タクシー労働者後援会とともに、 タクシー運転手に向けて宣伝。 運転手はタクシーを停め、 宮本候補と握手を交わしていました。
投稿者 jcposaka : 2009年08月07日