"恥ずべき状況.改善する" 清水参院候補らが同行 雇用促進住宅入居者らが要請
2009年12月11日
失業者への支援内容の改善など求め、日本共産党の清水ただし参院大阪選挙区候補・大阪市議は3日、松原市職労や生健会などでつくる「まつばら反貧困ネットワーク」とともに大阪労働局へ要請しました。日本共産党の福嶋光広松原市議も同行しました。
松原市内の雇用促進住宅に入居する岡栄二さん(38)は、「生活費がなく、ガスを止められている。夜は不安で眠れない」と話しました。岡さんは、昨年12月末に滋賀県内の工場で派遣切りに遭い、仕事を求めて松原市に来ました。 現在も仕事が見つからず、職業訓練校に通いながら、緊急人材育成支援事業による給付金月10万円の支給を受けていますが、給付金が10月16日の2回目を最後に支給されておらず、生活資金がない状態になっています。 労働局側は、給付金支給が「遅れているとは認識している。本省の方に伝える」と述べました。 松原市内の雇用促進住宅には、岡さんのように昨年末以降に職と住居を失った元派遣労働者が多く入居しています。交渉には入居者4人が参加し、失業者への支援内容の改善を訴えました。 生活資金が底をつき、生活保護を求める入居者も多くいます。 生活保護の申請で、相談窓口である福祉事務所と複数のハローワーク間でたらい回しに遭う事例も、訴えられました。ある入居者は、松原から大阪市阿倍野区や柏原市のハローワーク間を歩いて回り、「制度を知らない者はこんな目に遭うのか」と涙を流したと言います。 改善を求めた清水候補に対し、当局側は「恥ずべき状況。忙しいのは言い訳にならない」と認め、改善を約束しました。 清水候補は、年末年始の失業者対策に万全を尽くすよう求め、雇用保険給付期間の延長なども「法改正せずに実施できるのだから、意見を省に上げていただきたい」と要請しました。投稿者 jcposaka : 2009年12月11日