守口市（人口14万８千人）は、大阪平野のほぼ中央部、淀川の左岸にあって、南と西は大阪市に、東は門真市に、北は寝屋川市に接した平坦地です。

　２００７年９月の市長選挙で現市長が当選したことによってオール与党体制が崩れ、与党12人、野党は日本共産党など10人となり毎回緊迫した議会となっています。 　市財政は07年決算が国の早期健全化指定の基準をオーバーし、「早期健全化団体回避」が当面の課題となっています。市長は財政再建を公約に当選しましたが、何ら有効な手立てを打つことができなかったため、日本共産党など野党が中心になって「議会提言」をまとめ議長名で市長に提出しました。その結果08年度は基準を下回り健全化団体指定は回避することができました。 　また今年度は妊婦検診が全国でも国の施策に準じ14回に拡大されましたが市長は当初予算では昨年の２回から５回へとわずかに拡大しただけで、全国でも最低と市民からもマスコミからも批判されました。そこで、党議員団と野党各会派が回数増の要望書をまとめ、そこに与党会派も加わり全会派名で市長に要望書を提出しました。その結果、09年４月にさかのぼって妊婦検診は14回へと大きく前進しました。 　このように党議員団は建設的野党として市政に大きな影響力を行使しています。財政問題でも市民生活を守る政策でも日本共産党の役割は大きなものがあります。現実的な提案と地方自治体のあるべき姿を展望しながら全力で頑張ります。（まさき・もとむ）

　守口市議会の定数は22。党議員は４人。