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参院選勝利.共産党の躍進へ 共産党が府党会議 生活相談・解雇撤回など奮闘

2010年01月15日

 日本共産党大阪府委員会は、第25回党大会(13日〜16日、静岡県熱海市)に向けた府党会議を9日、府内で開き、大会代議員を選出するとともに、決議案の討議と活動経験を交流。「希望ある2010年代を迎え、日本共産党躍進の歴史的時代とするために、心を新たに大阪府党組織の役割を果たしましょう」と呼び掛けた山口勝利委員長報告を受けて討論が行われ、23人が発言。参院選勝利、党躍進目指し、国民の願い実現のために職場や地域で生き生きと活動する党の姿が紹介されました。(8面に関連記事)

共産党員を誇りと確信に
淀川・東淀川地区

 「入党してまだ一年あまりです」と切り出したのは淀川・東淀川地区の三津屋支部のKさん。
 Kさんは、父と経営していた会社が、銀行の貸し渋り・貸しはがしに遭い倒産。日払い派遣を転々とし、正社員で採用されたものの、上司のパワハラでうつ病になり退社しました。
 生きる希望も持てず、自宅で寝込んでいたKさんは、ある日、母が持ち帰った日本共産党の集いのビラを見て集いに参加。「どこの馬の骨かも分からない」自分の質問に、姫野浄さん(元大阪市議・衆院5区候補)が丁寧に答えてくれた姿に感動し、母と共に共産党に入党しました。
 入党以来、ビラ配り、ポスター張り、ハンドマイク宣伝、署名活動など、初めての経験ばかり。入党3カ月目には、自らの提案で姫野さん、てらど月美市議、地区委員長らと地元企業も訪問しました。
 Kさんは、党に迎え入れた一人暮らしの知人女性が、「共産党に入って目の前が明るくなった」と語っていることを紹介。「これからも党員であることに誇りと確信を持って、元気に明るく活動したい」と述べました。

雇用守るたたかいの先頭に
大企業職場支部

 大企業職場支部のTさんは、職場の雇用破壊と支部のたたかいについて報告しました。
 Tさんが勤める会社は非正規社員の大量雇い止めを計画。これに対し、支部では、「連合」労組への要請を行うとともに、大阪労連や民主団体、弁護士などと共同し、会社への大量解雇撤回を申し入れ。雇用・生活なんでも相談会にも取り組んできました。
 党支部が独自に行った相談には、22歳の期間社員も生後10カ月の子と妻を連れて来ました。
 会社がさらに、正社員の他工場への大量配転を打ち出す中、地元の団体との共同で門前宣伝、駅頭宣伝、市内全戸ビラ配布などを展開。職制もビラを受け取るようになるなど、「大企業を社会的に包囲する芽が出始め」る中、他工場への配転は、数人の希望者のみになるという画期的な成果を勝ち取りました。
 Tさんは、「雇用を守るたたかいはこれから。労働法制の抜本的改正、労働者保護法の成立がどうしても必要」と語り、「参院選で日本共産党を躍進させるために、全力でたたかう」と決意を述べました。

相談者自身が運動の力に
東大阪市

 東大阪市の上原賢作市議は、若い世代への働き掛けの活動を紹介。
 上原市議は、携帯電話からでもつながるウェブサイトを作り、誰にも相談できない人の悩みにも応えてきました。元夫の暴力に悩む30代の女性が深夜に「助けてほしい」とメール。一人暮らしの20代男性も「失業して一銭もない」と相談を寄せてきました。
 こうした活動のほか、子育て世代の生活相談者に呼び掛け懇談会も開催。子どものアレルギー疾患を通して政治を考える集いや、昨年末には、一人親家庭の生活相談、要求実現とネットワークづくりも始まりました。

民主党には相手されず

 所持金3千円しかないと相談してきた38歳の男性は、「民主党にも相談に行ったが相手にされず、ネットで探して上原さんに相談。仕事も見つかり生活保護からも自立できた」と年末に報告。「恩返しを」と言う男性に、「政治を変えようと自覚した人たちを多数にして、暮らしを良くしたい」と入党を訴えると、「今度は困った人を助ける側になりたい」と男性は入党しました。
 上原さんはこれらの経験を踏まえて、「相談活動、集いや運動で結び付いた人に、矛盾の根本原因と打開の方向を語れば、自覚が生まれ、党に迎え入れる力になり、要求運動の力になる」と実感を込めて語りました。

ホームレスの親子は「氷山の一角」
大阪市福島区

 党福島区生活相談所長の山田みのりさんは、清水ただし参院選大阪選挙区候補・大阪市議と共に、大阪市福島区で「週9回」のスーパー前、駅頭宣伝の様子を生き生きと紹介しました。
 また、2年半で300件近く乗ってきた生活相談の一例として、病気で家賃が払えず家を追い出された38歳と16歳の親子を、2カ月のホームレス生活から救い出した経験を報告。「その親子は何とか温かく年を越すことができましたが、氷山の一角。私たちの役割は、国民のSOSに応え、暮らしを守るとともに、苦難の大本である政治そのものを変えること」と語り、参院選と市議補選必勝に全力を挙げると述べました。

 府党会議には、吉井英勝、宮本岳志衆院議員、清水ただし参院大阪選挙区候補・大阪市議も駆け付けました。
 宮本議員と清水候補があいさつ。国会情勢とともに参院選での必勝への決意を語りました。

投稿者 jcposaka : 2010年01月15日

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