共産党議員団便り 藤井寺市 西条孝子議員
藤井寺市(人口6万6617人)は、北は大和川に、東は石川に接し、市域は東西約4・2`b、南北約4`bの府内で最も小さな市です。近鉄の3駅を、沿線にある大学生の多数が利用し、駅を中心に商店街が広がっています。
南河内唯一の市民病院があり、増築と耐震補強・リニューアルの工事中(2011年3月完成予定)です。公立病院の経営難の中、党議員団は、地域医療の中核として、安心と信頼を得られるよう公設公営での存続に力を尽くしてきました。
市民の暮らしを守るため、地方自治、住民自治の充実を掲げ、その一つとして、情報公開と市民参加を、また、若者が通過するまちから参加するまちへ、大学との連携も提案してきました。
現市政は、徹底した情報公開と市民の市政参加を促すことを政策に掲げ、情報公開条例に基づく手数料を無料にしました。しかし、各地で進む市長の諮問機関の会議公開ができておらず、党議員団は2010年度からの公開を求めています。
また市の補助金制度も硬直化し、市民参加で市の事業や市民との共同を発展させる観点はなく、見直しを求めてきました。市は「交付に関して統一的基準がなく、長年評価されることなく継続される例もある」とし、補助金制度検討委員会を設け、答申を受け事業見直しをしています。さらに党は補助事業を公募し、市民参加が進むよう提案しています。
大学との連携でも、東高野街道を生かした都市再生整備事業で、大阪芸術大学の学生と地域住民が参加するまちづくりワークショップを開き、それを基に、来年度に事業実施の予定です。党議員団の呼び掛けで、活性化を望む商店主と市担当課職員との懇談会を開くなど、共同の展望が広がっています。(さいじょう・たかこ)
藤井寺市議会の定数は18。党議員は2人。
投稿者 jcposaka : 2010年02月12日