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日米「討論記録」は核密約世論と運動で廃棄しよう″rホで日本共産党演説会 参院選勝利へ笠井氏招き

2010年03月26日

 予想される参院選の公示(6月24日)まで3カ月余りとなる中、日本共産党高槻島本地区委員会が、同党の笠井亮衆院議員を迎えた演説会を高槻市内のJAたかつき本店内のホールで開き、会場いっぱいの450人が詰め掛けました。笠井議員は、民主党が総選挙公約を踏みにじるなど、政権交代から約半年間で各党の役割や姿が浮き彫りになる中、参院選では新しい政治の中身が問われると強調。日本共産党が目指す「ルールある経済社会」について詳しく語ると同時に、自らの国会論戦を紹介しながら、「日米核密約はきっぱり廃棄を」と力説し、「政治を前に進めるために、参院選で比例5議席、東京の小池晃さん、大阪選挙区で清水ただしさんの勝利を」と訴えました。

 笠井議員は、総選挙で民主党の鳩山代表が日米核密約の「公開・廃棄」を公約していたことを振り返りながら、核密約問題でもアメリカにものが言えない姿が見えてきたと指摘しました。  政府の調査報告書が公表された翌10日の衆院外務委員会で、笠井議員は、日米の「討論記録」の存在を認めながら、これが核密約であることを否定する岡田外相を批判。「討論記録」が日米両政府の正式の合意文書であることを示し、「歴史のねじ曲げであり、被爆国・日本の外交に深刻な汚点を残す」と述べました。  これらの国会論戦を紹介しながら笠井議員は、「密約を密約と認めないと廃棄できず、非核三原則が守られる保障がない。ところが岡田外相は『具体的なことは言えないが、確信している』と言ったが、まるで国民に説得力がない」と強調。ある自民党の外相経験者が笠井議員に、「これでは(旧政権と)何も変わらない」と語りかけたエピソードも紹介しました。  さらに笠井議員は、衆院外務委員会の参考人質疑(19日)で、元外務省条約局長の東郷和彦氏が「討論記録」を合意文書と認めたことも紹介。その一方で、岡田外相が有事の際の核持ち込みを否定しない発言を行っていると述べ、「アメリカの核の傘は、抑止力ではなく、侵略力そのもの。私自身、被爆2世として、世論と運動と連係しながら、国会論戦で迫っていきたい」と語りました。  演説会で清水ただし参院大阪選挙区候補(大阪市議会議員)が、定数3の大阪選挙区で必ず勝利する決意を表明。宮原威府議団長が、橋下徹知事が「関空活性化」を理由に主張している「伊丹(大阪)空港廃港」論のごまかしを詳しく解明しました。

投稿者 jcposaka : 2010年03月26日

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