雇用守って 春闘 パート労働者がパレード 最低賃金1千円に
2010年03月05日
“雇用を守れ!最低賃金1千円に!”。2010春闘パート1千人パレードが1日、大阪市内で取り組まれました。大阪労連パート・非常勤部会が主催したもので、約700人が参加。扇町公園で集会を開き淀屋橋まで雨の中をパレードしました。
開会あいさつで大阪労連の宮武正次事務局長は、大企業を中心に非正規雇用への置き換えが進む中で、深刻な雇用破壊が広がっていると指摘。大阪府に本社を置く大企業の内部留保が25兆円を超えるとし、「この内部留保のわずか0・3%があれば、パート労働者の時給を100円引き上げられる」と強調しました。 さらに宮武事務局長は、鳩山由起夫首相が日本共産党の志位和夫委員長との会談で、大企業の内部留保への課税を検討したいと述べたことに触れ、「春闘勝利へ、すべての職場・地域で賃上げの要求を掲げて奮闘しよう」と呼び掛けました。 東大阪働く仲間の会の寺坂和美さんが、ケーブル工業争議の勝利和解を報告し、「労働組合の仲間に支えられたから頑張ってこられた。パート労働者を“部品”のように使い捨てにすることは許されないことを示すことができた」と訴え。 吹田市の学校給食で働く非常勤職員らの時給が、4月から1千円に引き上げられることが紹介されました。 大阪労連女性部の代表が連帯あいさつし、橋下府政による母性保護への攻撃とのたたかいを発言。大阪自治労連の代表は、茨木市学童保育で起きた不当な指導員雇い止めの実態を告発しました。 パレードで参加者は「均等待遇の実現を」「最低賃金を1千円に引き上げて」と沿道にアピールしました。投稿者 jcposaka : 2010年03月05日