いつもおおおきに! 清水ただしのかけある記23
2010年04月02日
小学生のころは、父親に連れられてプロ野球を観に行くのが楽しみでした。球場でしか聞くことができないのが、お客さんたちのやじ。今のようにトランペットや太鼓の応援が盛んではありませんから、よくやじの声が通るのです。
「お〜いピッチャー!風呂湧いてるで〜」とか、「べっぴんの嫁ハン待ってるから早よ帰れや〜」など、聞いていて周りのお客だけでなく、選手自身もニヤリとするような気の利いたやじばかりでした。
先日、大阪市会閉会本会議で、自民党が外国人参政権に反対する意見書を提出しました。
わが党の反対討論に対して自民党から、「憲法違反や!」「日本が乗っ取られるやないか!」などのやじが飛び、自民党の賛成討論に対しては、わが党から「参政権付与は世界の流れだ!」「そんなことだから政権から転落するんだ!」などのやじが飛びました。
圧巻は、わが党ベテラン議員の「自民党の考え方は古すぎる!博物館へ行ったらどうだ!」という、自民党の旧態依然とした体質を見事についたやじに対し、自民党からは「博物館をバカにするな!」と意味不明の反論しかできず、議場内は大爆笑に。結局、共産、公明、民主の反対多数で否決されました。
よく「やじは花形」と言われますが、最近の国会中継を聞いていると、相手の悪口ばかりを言っているような気がします。
やじであっても演説であっても、聞く人の心に響くような内容でなくてはならないと思います。私も演説にさらに磨きをかけ、日本共産党の政策と役割を語りつくしたいと思っています。(しみず・ただし 日本共産党大阪市会議員・参院選大阪選挙区候補)
投稿者 jcposaka : 2010年04月02日