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大開発推進・法人税ゼロに$ュ調会長 府市再編へ橋下新党が発足

2010年04月23日

 橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」が、19日発足しました。橋下知事は「大阪再生」の名で大阪府と大阪市を再編統合するなど「新たな都市制度(ワン大阪)」をつくるため、来春の府議選、大阪市議選、堺市議選で過半数を獲得すると表明。その前哨戦として、日本共産党の清水ただし前大阪市議の参院選出馬・市議辞職に伴う5月の福島区市議補選(定数1)に候補者を擁立し、「応援はフルで行く」(橋下知事)としています。
 19日現在、「大阪維新の会」の構成員は橋下知事のほか、府議会の新会派「大阪維新の会」の24人(自民20人、民主2人、無所属2人)、大阪市議1人(自民)、堺市議5人(自民)の計30人。発足総会で橋下知事が「指名」した役員は、副代表=今井豊、幹事長=松井一郎、総務会長=井上哲也、政調会長=浅田均の各府議です。
 「綱領」では「国の政党とは一線を画し、国の政党の枠組みにとらわれない政治団体」と説明。政治団体としての目標は、統合した府市と隣接周辺市を一体化し、府域を広域自治体と基礎自治体に再編することだとしています。
 広域自治体の仕事は、道路や空港、鉄道などの交通インフラ整備。「大阪府と大阪市の財布(財政)を一つにすれば、年間8千億円を浮かせることは難しいことではない。法人税をゼロにすれば、企業誘致や海外からの投資が進み、経済のパイが大きくなる」(浅田政調会長)などとしています。
 今後、賛同する議員が各議会で会派「大阪維新の会」を結成することを目指し、いっせい地方選挙では関係する首長候補や議員候補を擁立。5年以内に「新たな都市制度」の具体化に着手するとしています。
 発足式で橋下知事は「アジアに打ち勝つ競争力のある大阪にする。東の東京と西の大阪で日本を引っ張る。既存の政党は目標も何も見えたものでない。政権与党はじめ、既存政党と大戦争になるが、それを避けていては大阪はよみがえらない」などと叫びました。

投稿者 jcposaka : 2010年04月23日

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