福島区市議補選の結果について
5月23日に投開票された大阪市福島区市議補選(定数1)で、日本共産党の山田みのり候補は、4871票(得票率23・0%)を獲得しましたが、清水ただし前市会議員の議席継承を果たすことができず残念な結果となりました。ご奮闘いただいた党組織、党員、後援会員、支持者の皆さんに心から感謝を申し上げます。
厚生年金病院の公的な存続など、区民の願い実現に奮闘してきた実績、国保料引き下げ、中学校卒業までの医療費の無料化などの公約、山田みのり候補の訴えは、有権者の共感と支持を広げました。山田みのり候補は、翌朝から宣伝に立ち、大阪市会議員団とともに、公約実現に奮闘していきます。来春のいっせい地方選挙(定数2)での議席奪還を目指し、ただちに全力を挙げています。引き続き大きなご支援をお願いします。
今回の市議補選は、民主党政権への失望が怒りと変わり、新しい政治への国民的探究が新たな局面を迎える中でたたかわれました。市議補選に込められた多くの有権者の気持ちも、「何としても政治を変えたい」との熱い思いであり、通常選挙に匹敵する投票となりました。こうした下で、「大阪都構想」なるものを持ち出し、メディアも活用し「既存政党との大戦争」を演出した、「大阪維新の会」が議席を獲得しました。
橋下知事は、「大阪市役所をぶっ壊す」と叫ぶだけで、「大阪都構想」の具体的内容を示さず、候補者の得票率40・1%、「大阪都構想」への支持38%(読売出口調査)に見られるように、有権者の理解と支持を得たとは言い切れないものです。住民生活切り捨ての「逆立ち」政治を転換し、「住民福祉の機関」としての地方自治体を確立するために力を尽くすことが大切です。
各政党が参院選の前哨戦として総力を挙げてたたかいました。自民党も民主党も、国会議員、府・市会議員を大量に投入し、従来の補欠選挙には見られない選挙戦を展開しました。この中で、山田みのり候補が、自民党、民主党の候補者を上回り、第2位となったことは、重要な意味を持つものです。参院選挙区に2名を擁立する民主党は、昨年の総選挙比例得票の23・5%となり、自民党も55・0%にとどまりました。
山田みのり候補は、無党派層への浸透(朝日出口調査・24%)をはかり、日本共産党の比例代表得票の117・1%を獲得、参院選勝利への条件と可能性を示しました。その実現には、㈰得票目標実現を保障する速度と規模の活動、㈪宣伝戦でも組織戦でも他党を凌駕する活動、㈫新しい政治の国民的探究という新たな局面にふさわしい活動、この「3つの基準」を基に、「支部が主役」で、やるべきことをやり抜く必要があります。参院選勝利へ「いまが勝負どころ」の構えで総力を挙げていきましょう。
投稿者 jcposaka : 2010年05月28日