大阪革新懇 平和求める潮流太く大きく 講演と音楽の夕べ開く
2010年12月18日
69回目となるアジア・太平洋戦争開戦の日の8日、進歩と革新をめざす大阪の会は、大阪市中央区のエルおおさかで、「講演と音楽の夕べ」を開き、約450人が参加しました。
NTT職場革新懇の新作狂言で幕開け。元ホームレスのピアニスト・合田清さんが、戦争と平和を考える日にちなんだという9曲を熱演。「怒り、悲しみ、慰め」をテーマにベートーベン、モーツァルト、ショパンやバッハなどを奏で、最後はオリジナル曲「祈り」を披露しました。当日ロビー販売された合田さんのCDアルバムが完売しました。 京都府立大学の井口和起名誉教授が、「戦争と平和の東アジア近代史」と題して記念講演し、尖閣諸島問題や緊迫する朝鮮半島情勢などに触れながら、日本近現代史を軸に東アジアと世界の平和への課題について言及。「19世紀後半から20世紀の東アジアと日本は、まさに戦争の世紀だった」と指摘する一方、平和を求める潮流が太く大きくなっていることを紹介。「戦争放棄を定めた日本国憲法の前文や第9条の精神で、平和の共同を進める主人公として国際社会で責任を果たすべき」と日本の役割を強調しました。 代表世話人で日本共産党大阪府委員長の山口勝利氏が情勢報告。民主党政権の混迷ぶりに触れ、その根底にはアメリカ言いなり、財界優先の古い自民党政治の推進者になっていることを指摘し、新しい政治を求める国民の探求に応える革新懇の役割が高まっていると訴えました。 全国革新懇の鰺坂真代表世話人が閉会あいさつしました。 (大阪民主新報 12月19日記事より)投稿者 jcposaka : 2010年12月18日