職場に戻る日まで“断固たたかう” 不当解雇撤回 支援共闘会議を結成 安全第一の日航へ

“安全運航第一の日航再建を目指し、不当解雇撤回の実現へ全力で取り組もう”。日本航空の不当解雇撤回を目指す大阪支援共闘会議の結成総会が1月31日、大阪市内で開かれました。航空労組連絡会大阪地連、全大阪労働組合総連合などが呼び掛け、結成されたもの。労働者や市民ら約300人が参加しました。
1日も早い職場復帰を
「必ず裁判に勝利し、解雇された仲間の現職復帰へ全力を挙げたい」。日本航空乗員組合委員長の宇賀地竜哉さんが、大阪での支援の取り組みに感謝を述べ、勝利まで闘い抜く決意を表明。
裁判原告でCCU(日航キャビンクルーユニオン)の内田妙子委員長は、「私たちは30年、40年と日本航空の安全とサービスを支え、乗務してきました。利益最優先ではなく安全最優先の日航再建のために、たたかい抜きたい。早期解決し、1日も早く職場に戻りたい」と訴え。原告団事務局長で機長の清田清さんは、「整理解雇4要件は国民の財産、これを守らせる社会のために全力を尽くしたい。法廷で解雇の不当性を明らかにし、必ず勝利したい」と訴えました。
165人の解雇強行
ベテラン・休職者狙い撃ち
日航は昨年大みそか、希望退職者が人員削減目標を超え、当初計画を上回る利益を上げているにもかかわらず、“経営再建”などを理由に、パイロット81人と客室乗務員84人の計165人の解雇を強行。機長55歳、副操縦士48歳、客室乗務員53歳以上などベテランや、けがや病気などの休職者を狙い撃ちにしたもの。このうち146人が1月19日、日本航空を相手取り、東京地裁に解雇無効を訴え提訴しています。日航再建をめぐっては、日航本体に加えグループ企業でも人員削減が強行されています。
(大阪民主新報2.6付け記事より)

投稿者 jcposaka : 2011年02月05日
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