震災救援・復興に全力 福祉・防災の町へ 10日投票 いっせい地方選前半戦 日本共産党 候補者先頭に訴え
10日投票の大阪府議選、大阪市議選、堺市議選が目前に迫る中、日本共産党は、候補者を先頭に、東日本大震災救援に全力を挙げるとともに、演説会やさまざまな集いで、これからの日本のあり方などを有権者と語り合っています。同党はその中で、被災者救援、原発事故の危機回避、戦後未曽有の大災害の復興に国の総力を挙げて取り組むことや、原子力行政、エネルギー政策の抜本的な転換とともに、福祉を削る政治では災害から命を守れないこと、日ごろから福祉を大事にする自治体をつくろうと、「福祉・防災の町づくり」を進めたいと訴えています。
大阪市平野区
暮らしの予算削ってまで大型開発推進か
残るのは借金
3月26日に府営出戸住宅前で、稲森豊大阪市議からバトンタッチする小川陽太候補が街頭演説。「成長戦略」の名で橋下知事や維新の会が、不要不急の大型開発を進めようとしているが、「残るのは借金だけ。一方で暮らしの予算が削られている」と批判。「安全・安心の町づくりに頑張る」と決意を語りました。
演説を聞いていた60代の女性は、「団地では高齢者が増え、大地震が起きたらどうなるのかと不安。地震への備えこそ真っ先にしてほしい」と期待を語りました。 同日夕、穀田恵二衆院議員らと地下鉄出戸駅前で演説した山本陽子府議。橋下府政の『地震防災アクションプラン』で「自分の命は自分で守る」と明記していることを紹介。「府民の生命や財産を守ることこそ、行政としての責務」ときっぱり。 府議定数が3から2に削減された同区で「必ず再選を」と奮闘する山本議員は、「皆さんの暮らし、福祉、医療を守り、耐震化を進める先頭に立って頑張る」と訴えました。 被災者支援の募金箱を手に参加した及川フミエさん(65)は、「夫は岩手県出身。向こうにいる90歳のおばが、直接の被害はなかったものの、地震のショックもあって亡くなりました。お葬式にも行けない中ですが、私たちの声を政治に届けてくれる日本共産党の議員を送り出したい」と語っています。大阪市此花区
福祉を切る政治では災害から命守れない
阪神淡路大震災で、家屋の全壊115棟、半壊623棟の被害があった大阪市此花区。同区西島地域の淀川河口部では、コンクリート護岸堤防が1800bにわたり土台部分の液状化によって崩れ落ちました。
「あのとき全国から寄せられた義援金を、今度は此花から東日本へ返しましょう」―。日本共産党のたつみコータロー府会候補が呼び掛けると、通行人や近隣の商店主らが駆け寄ります。「中高生がよく(募金を)やってくれます。決して多くないお小遣いの中から。誰も他人事とは思っていない」。
区民と一緒に
海抜0b以下の地域が多い同区。せと一正市議は、「福祉の心を行政が取り戻さなければなりません。災害から住民の命を守ることと、日ごろから住民福祉を守ることは一体」と話します。
せと市議は20年前の初当選時に掲げた2つの公約、同区の正蓮寺川高速道路(3・3`b)の全面ふた掛けと脱硝装置設置を、粘り強い区民の運動と力を合わせて実現しました。
上部の土地活用について、2月22日の代表質問で平松邦夫市長から「地域はもとより広域的なレクリエーション空間となる」と答弁を引き出しました。「19ヘクタールの緑豊かな公園を、環境を優先し住民と一緒につくる。これは災害に強い町づくりにつながる」と訴えています。
八尾市
暮らし最優先を貫く「一番身近な党です」
3月27日、八尾市天王寺屋で開かれた曙町・天王寺屋後援会主催の府政と市政を語る会には、過去最高の42人が参加し集会所がいっぱいに。震災で亡くなった人への黙とうを捧げた後、「私たちの声を議会に届けてくれる議員と共に、安心して暮らせる国をつくるにはどうしたらいいかを一緒に考えましょう」と司会者が呼び掛け、小松ひさし府議が杉本春夫市議、永井きみ子市長候補と共に訴え。共産党府議団が2月府議会で出した予算組み換え動議の内容や、震災時の避難場所となる八尾市内の公立学校の耐震補強工事が、府下でも立ち遅れていることなどを報告。「命と暮らしを守ることを最優先にして、お金を使う政治に」と訴えました。
ぜひ実現して
被災地の状況から原発問題、府政、市政、国のあり方まで話題になり、「八尾市の救援物資はどうなってるのか?」など質問も相次ぎました。
初参加の女性は「これだけいろんな話を聞いたのは初めて。言っていることは大賛成なので、ぜひ実現してほしい」と語り、「共産党は何でも反対と言われてきたけれど、私たちの生活の一番身近なところで頑張ってくれていることが分かった」と話す参加者もいました。
浜名多代美支部長(62)たちは、「震災、原発のことなど皆さん本当に関心が高い。難しい言葉を使わなくても、共産党が一貫して原発の問題点を追及してきたことや、福祉最優先の政治実現への思いを話していきたい」と話しています。
救援募金
日本共産党は募金を受け付けています。
【郵便振替口座】00920―8―97104
【口.座.名.義】 日本共産党大阪府委員会
振替用紙の通信欄に必ず「地震救援募金」と明記して下さい。
投稿者 jcposaka : 2011年04月02日