平和な港に軍艦はいらない 米第7艦隊旗艦が入港 安保破棄実行委など抗議行動
2011年05月27日
米海軍第7艦隊の旗艦で揚陸指揮艦「ブルー・リッジ」(約1万9200d)が大阪港に入港した13日午前、大阪市住之江区・南港の食品埠頭J岸壁で、安保破棄大阪実行委員会、大阪平和委員会、原水爆禁止大阪府協議会、非核の政府を求める大阪の会が呼び掛けた抗議行動が行われ、約70人が参加しました。
大阪港には94年10月に、ミサイルフリゲート艦「クロムリン」が米艦船として27年ぶりに入港しました。これを受けて同年11月の大阪市議会は「大阪港の平和利用に関する決議」を全会一致で採択し、軍事利用を許さない立場を表明しました。 ところがその後も入港が続き、「ブルー・リッジ」の入港は12回目。東日本大震災支援の「トモダチ作戦」の一環ですが、同作戦はすでに終了したとされています。 抗議行動で各団体の代表はリレートークで、「震災支援には感謝しますが、米軍艦の入港は、平和を望む私たちの願いに反する」「『トモダチ』というなら、在日米軍への『思いやり予算』をなくすべき」などと訴えました。 日本共産党の尾上康雄大阪市議、清水ただし府国民運動本部長も駆け付けて訴え。清水氏は米艦船の入港は大阪市議会決議に反し、核兵器の積載を確認せずに入港を認めてきた市当局を批判。「戦争の被害から平和な商業港として発展した大阪港に、軍艦はふさわしくない」と声を強めました。投稿者 jcposaka : 2011年05月27日