府民との矛盾避けられない=@橋下独裁から民意息づく大阪に 10・4府民大集合成功へ 明るい会代表者会議 ダブル選勝利へ大宣伝と総対話
大阪市長選(11月13日告示、27日投票)との「ダブル選」が濃厚になっている府知事選での勝利を目指して、明るい民主大阪府政をつくる会(明るい会)は2日夜、大阪市北区の大阪グリーン会館で幹事団体・地域連絡会代表者会議を開きました。27団体・36地域から110人が参加しました。
大増税を狙う民主野田政権
明るい会の川辺和宏・代表常任幹事(大阪労連議長)の開会あいさつに続き、前田博史事務局長(大阪自治労連副委員長)が知事選をめぐる情勢の特徴に触れて報告しました。
前田氏は、東日本大震災と福島第1原発事故を境に、政治と地方自治体のあり方が根本から問われている中、「いま、何にも増して、命を大切にする政治が求められている」と強調。野田新政権が、2年前の政権交代で民主党が掲げた「国民の生活が第一」とはまったく逆に、民自公大連立で大増税などを狙っていることに触れ、「国民との矛盾は広がらざるをえない」と述べました。
府政の実態を府民に広げて
さらに橋下知事と維新の会は「政治を変えたい」との府民の期待を一定集めてきたものの、「大阪都構想」への府民の関心は薄く、府庁全面移転断念で咲洲庁舎(旧WTCビル)に今後投入する130億円もの無駄が浮き彫りになっていると指摘。「教育基本条例案」と「職員基本条例案」は悪政から府民の目を反らすものであると同時に、橋下・維新の会の権力的野望をむき出しにしたものだけに、府民との矛盾は避けられないと述べました。
前田氏は「命と暮らしを守る府政の役割と橋下府政の実態を府民に広げれば、勝利の展望がある。独裁政治ではなく、多様な民意が息づく大阪を」と呼び掛けました。
当面の活動では▽9月府議会開会日(20日)の府庁包囲行動(府民要求連絡会主催)への参加▽「いのち・くらし第一 大阪から政治を変えよう 10・4府民大集合」(府立体育会館で、大阪市をよくする会との共催、1万人規模)の成功▽全有権者規模での宣伝・対話活動の強化▽東大阪市長選への支援などを提案しました。
府民と力合わせて運動を
討論では、「教育基本条例案、職員基本条例案は関西財界・民間大企業のための、『もの言わぬ職員づくり』を狙うもの。識者や府教育長も疑問を呈している。府民と力を合わせ、子ども・府民が求める教育とは何かを明らかにしながら、強行を許さないたたかいに全力を挙げる」(大教組)、「維新の会の市長は橋下府政とうり二つ。『吹田維新プロジェクト』で市民サービスの廃止・見直しを狙っている。これに反対する幅広い取り組みと、知事選を結合していく」(吹田連絡会)、「『ダブル選』へ明るい会とよくする会の合同連絡会を立ち上げ、10月8日には大集会も開催。要求運動を広げ、各団体の力を大きくしながらたたかう」(東淀川連絡会)などの発言がありました。
東大阪市長選で長尾必勝も
明るい東大阪市政をつくる会の谷真琴代表委員長も連帯あいさつし、東大阪市長選(10月2日投票)をめぐる情勢を報告。長尾淳三候補必勝の決意を表明し、支援を呼び掛けました。
投稿者 jcposaka : 2011年09月23日