原発からの撤退を=@原発ゼロ署名800人に 大阪狭山市・共産党北西支部
訪問先で道端で対話弾む
「原発ゼロ社会実現!災害に強い、安心して暮らせる社会を」。大阪狭山市の日本共産党北西支部(花岡治支部長)は、北村栄司議員と一緒に、粘り強く地域を歩いて訪問・対話活動を進めています。日本共産党が全国で取り組んでいる「原発ゼロ署名」の反響も広がっており、すでに1次目標(500人)を達成し、800人(10月28日現在)から寄せられました。
不安いっぱいの表情で
「放射能が心配。特に子どもや妊婦さんが被爆したら大変なことになるのでは」
訪問した女性は玄関先で不安いっぱいの表情。「風評被害の報道も大事だけれど、メディアは私たちが知りたいことは伝えていないと思う」とも語りました。
この声に北村市議は、福島原発事故で大量の放射性物質が放出された問題や、放射性核廃棄物の処理方法さえ確立されていない問題を指摘。「原子力発電は未完で危険な技術。福井県の原発で事故があれば、関西中に影響があります」
うなずきながら聞いていた女性は、快く原発ゼロ署名にも協力しました。
通行人にも声をかけて
この日行動したのは池尻中地区。歩いていると郵便ポストや門扉に、党大阪府委員会作成の「原発ゼロシール」を貼った家が目に飛び込んできます。中には3軒続けてシールを張っている所もありました。
通り掛かりの市民にも声を掛け、対話の輪ができることも。地域の身近な要求や市政問題にも話題が広がって、原発シールを受け取ってくれる人もいました。
対話する中で署名進む
「自分たちの子どもだけでなく、その次の世代まで放射能の心配は続きます。原発はきっぱりとなくしていくべきです」と語る母親も。訪問先では、「ずっと原発には無関心だった」という男性が、対話の中で署名に協力。「いますぐ原発賛成か反対かは言えない」という女性も、「将来的にはなくすべき」と話し、署名のペンを取りました。
午前中の約2時間の行動が、あっという間に終わりました。12軒訪問し、留守宅以外すべてで対話になり、計18人分の署名が寄せられ、5軒で「原発ゼロシール」を貼ることができました。
支部では7月以降、街頭での宣伝や、訪問・対話など、多彩に原発ゼロの取り組みを進めてきました。6月市議会で北村議員が代表質問で原発問題を取り上げたこともあり、支部会議で「原発ゼロを目指し、自然エネルギーへの転換を求める世論を広げていこう」と繰り返し議論。原発学習会にも支部メンバーが積極的に参加してきました。
署名は8月に1次目標(500人)を達成し、現在は1千人目標に引き上げ、コツコツと積み上げてきました。
10月18日のハンドマイク宣伝では、支部員4人が地域を歩きながら行動し、11カ所で宣伝。マンションの窓を開けて「頑張って!」とうれしい激励の声もあり、7人分の署名が寄せられました。
政治変革の展望を語り
「放射能の危険など多くの人が不安に感じており、対話でも拒否されることはほとんどありません」と支部員の西川春美さん。支部長の花岡治さんが語ります。
「みんなで和気あいあいと行動すれば支部の活気にもつながります。身近な地域要求から国政問題まで市民の中で対話し、政治変革の展望を語り広げていきたいと思います」(2011年11月6日付大阪民主新報より)
投稿者 jcposaka : 2011年11月04日