新しい希望届ける一冊 「維新パンフ」を読んで 石川康宏
2012年10月13日
橋下・「維新の会」の化けの皮が、多くの市民の前で急速にはがれ落ちています。新しい政治をつくる改革者”という装いの下から、古い自民党政治を力で支えようとする本当の姿が見えてきているのです。そのことは、結成された「日本維新の会」の伸びない支持率に、はっきりと表れました。
民主主義を守り、「国民が主人公」の政治を実現させようとする私たちの取り組みは、こうした局面を切り拓いてきたことへの確信を深め、さらに「維新」の攻撃に対する抵抗や防御から、より攻勢的で強力な巻き返しの段階へと、歩みを進めるべき時に来ています。
その点で、今回の共産党のパンフレットは、きわめて時宜にかなったものとなっています。最大の特徴は「維新」批判を重視しながらも、そこにとどまることなく、本当の意味で国民の願いにこたえる”新しい政治の担い手”として、共産党の姿を大きく打ち出していることです。
先日、ある同僚の研究者が「そうか、共産党を応援するという手があったか」とひざを打っていましたが、このパンフレットの活用は、日本と大阪の未来を模索する人々に、新しい希望を届けるものとなるでしょう。空前の規模での普及と対話が期待されています。(いしかわ・やすひろ 神戸女学院大学教授)
(2012年10月14日付「大阪民主新報」)
投稿者 jcposaka : 2012年10月13日