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宝生かしええまち島本≠ノ 4月9日公示島本町長選挙 下村まこと候補に聞く

2013年03月30日

 4月9日告示(14日投票)の島本町長選で、住民が主人公の「日本一ええまち島本」実現をと訴える下村まことさん(66)=新=に、町政刷新の思いと決意を聞きました。

住民の暮らしを守る町政に

 「住民の皆さんが主役」となって住民の願いが届く町政へと改革を進めなければならないと強い思いで、町長選への立候補を決めました。
 いま島本町には、JR島本駅西側の開発やごみ処理問題など課題が山積みです。豊かな自然を守り、歴史と文化など島本にある「宝」を生かしたまちづくりが求められています。
 長引く経済不況で苦しい生活実態の中、足下から住民の暮らしを守る政治を実現したいと考えています。

ビジョンが見えない現町政

 ところが、いま多くの住民から「町長のリーダーシップを感じない」との声が出ているように、現在の町政には町発展のビジョンがまったく見えてきません。
 それもそのはず。公約になかったのに、公立保育所の民営化方針を父母らの声を無視して突然発表したり、住民サービスと福祉施策は次々改悪されました。
 町民が「ノー」を示してすでに決着が付いたはずの合併問題を、古い政治勢力言いなりで押し進めようとしました。
 島本駅西側開発をめぐっては、行政が持つ情報を住民にほとんど知らせていません。土地区画整理組合による開発事業ですが、インフラ整備や景観対策など町が果たす責任は大きく、代々の農地を守り続けてきた地権者や住民の願いを生かし、未来の発展につながる事業にしなければなりません。町がしっかり情報公開し、地権者、住民、行政が一つになって「まちづくり」を進めることが必要だと思います。
 島本町には全国に誇れる「宝」が多くあります。豊かな自然や歴史とおいしい地下水、障害児保育はじめ手厚い子育て支援策などです。
 ところが町民の誇りだった地下水100%の水道には、必要のない府営水道が導入され、公立保育所2園の廃止によって、現在の保育所は超過密の保育環境となっています。

住民パワーが町政を変える

 私は第一保育所廃止問題に直面して、保護者と共同して存続運動に力を尽くし、府営水道導入でも「住民投票を」とおいしい水を守る運動に参加しました。地域で暮らす人たちの素朴な疑問や想いにこそ、ええ町をつくるヒントがいっぱい隠されているし、町民と一緒に住民運動に取り組む中で、「これこそ町政を変える力」と、住民パワーの大切さを実感しました。
 長年、町職員として住民の暮らしに根ざして働いた経験を生かし、今度は町の新しいリーダーとなって、「何かできることは」と走り回りたいと思っています。

住民の知恵と力を合わせて

 この間、高知県梼原町などを視察・調査を実施しました。自然エネルギーや農業特産物など、地域の特色を生かしたまちづくりに感銘を受けると同時に、「島本でも同じことが可能だ」と実感しています。
 住民の知恵と力を合わせて課題解決に立ち向かう、「住民が主役」の町政へと改革を進めたい。投票日までの残された日々、島本の「宝」を生かした日本一ええまち島本の実現を訴え町内を駆け回り、訴えていきたいと思います。

下村さんの改革プラン
▼子育て応援、ええ町島本への改革=第2保育所民営化計画撤回と保育所新設で過密保育の解消、子ども医療助成の拡充、中学校給食実施、新婚世帯への家賃助成など。▼水と緑が誇り、防災を基礎にした脱原発・自然エネルギー推進の町=地下水100%の水道復活と農業支援など▼おしゃれでにぎわいの町島本=にぎわいの町協議会発足など地域経済活性化▼高齢者も障害者も若者もいきいき暮らせる町▼スポーツと文化を住民の権利として応援する生涯学習の町▼憲法生かし住民が主役の町。財政健全化へ改革を進める
(2013年3月31日付「大阪民主新報」より)

投稿者 jcposaka : 2013年03月30日

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