「固い」「暗い」イメージ吹き飛ぶ 青年がライブ共産党deナイト=@本音トークに多彩な催し
「真面目でクリーンな半面、固くて暗い」――日本共産党にそんなイメージを持っている人に、党の魅力を伝えようと大阪の青年たちがライブを企画。題して「千日前ガチライブ 共産党deナイト」(同実行委員会主催)。9日夜、大阪ミナミのライブシアター「なんば紅鶴」に約60人が参加。立ち見も出る中、本音トーク、落語など多彩なステージが繰り広げられました。
ライブは、ラジオやテレビの番組制作などを手掛けている清水共子さんの司会で進行。 オープニングでは、党府委員会の清水忠史副委員長が、おなじみのバナナの叩き売りを披露。大企業の内部留保を数%取り崩すだけで、労働者の賃上げが可能なこと、7月の参院選で共産党を躍進させて消費税増税ストップをと呼び掛けました。女性議員らが「JCP48」に
48歳以下の女性議員らによる「JCP48」ホンネトークには、石谷泰子堺市議、玉井美樹子吹田市議、山田みのり福島区市議候補が出演し、議員になる前にしていた仕事やファッションのこだわり、活動上の苦労などを語りました。
それぞれが都構想、保育問題、橋下大阪市長の「慰安婦」発言などについての考えを述べた後、最後にマイクを向けられた石谷市議は「8人の市議の中で5人が女性。共産党には明るく楽しい女性議員がたくさんいます」とアピール。玉井市議は、「人生の半分以上は共産党員でなく、親も党の応援をしていなかった。そんな私も共産党。私を通じて党を知ってほしい」と語りました。
即興のラップで会場を盛り上げたのは、ラッパーのOGさん。「7月。大事な一票。しっかりと心の目で清き、熱き一票をぶつけてほしい」と呼び掛けたOGさんは、ことし3月、初めて会ったたつみコータロー参院大阪選挙区候補について、「すごく話を聞いていただける方」と紹介。「TPPの裏側とか調べていくと世相が見えてくる。一人一人の無関心は大きなところへの味方になっていく」と話しました。
「橋下市長」と論戦バトルも
難波家狂言こと元堺市議の岡井勤さんの「綱領路線的落語」の後、大阪市議団の若手四銃士と紹介され、井上浩政調会長、小原孝志、小川陽太、岩崎賢太の4氏が登場しました。そこに清水副委員長扮する橋下大阪市長が会場に乱入し、論戦バトルを展開。「共産党はいつも反対ばっかり」「慰安婦は必要だった」「被災地のがれきを受け入れられないのは憲法9条のせい」と持論を展開する市長に、「話のすり替えはやめよ」「歴史をもっと勉強しなさい」と喝破すると、客席から拍手が起きました。
国会議員になってスターに
駆け付けたたつみ候補が、「脱原発などでリベラル派は連帯してほしい」など、参加者から出された質問に丁寧に回答。「なぜ共産党の国会議員にはスターがいないのか?」との質問には、「私が国会議員になってスターになります!」と明答し、会場を沸かせました。
最後に訴えたたつみ候補は、「今回の選挙は暮らしのかかった選挙。大阪の4つの議席のうち、消費税増税反対、TPP反対、原発即時ゼロは私だけ。大阪の町から国会に行くことが一番の力になります。頑張りましょう」と呼び掛けました。
多彩で個性的な党 発案者
世の中救う共産党 参加者
すぐ目の前で繰り広げられるパフォーマンスに、会場は大盛り上がり。客席から、インターネットのフェイスブックやツイッターで会場の様子を発信する人も多く見られました。
ライブを発案した会社員の山本憲一さん(40)=大阪市淀川区在住=は、「去年の総選挙では、思っていたより共産党が伸びなくて悔しい思いをしました。共産党というと、どうしても固いイメージがあるけれど、実際には多彩で個性的。そんな魅力を、区民ホールでやる演説とは違って、もっと近い距離で感じてもらいたいと思った」と企画の動機を語ります。
前の週に会場の「なんば紅鶴」を訪れた際にライブを知り、妹と参加した大手通信社契約社員の男性(41)=大阪市西淀川区在住=は、「共産党にはスターがいなくて、テレビに出る人も年寄りばかり。もっとあちこちで、こういう形式でやってほしい」と感想を寄せていました。
フェイスブックでライブを知り、尼崎市から参加したコピーライターの女性は、「楽しかった!脱原発も改憲の危機の問題でも思想的にマッチするのが共産党。名前からくるイメージが悪いけれど、世の中を救ってくれるのは共産党。もっと頑張ってほしい」と話していました。
取引先の会社の社員から誘われて参加したIT会社社長(33)=大阪市阿倍野区在住=は、「良かった。たつみコータローさんは力がありそうでいい。政治には無関心で、去年の総選挙も投票に行かなかったし、地下鉄民営化問題など共産党とは考えが違うところもあるけれど、選択肢には入れてみたい」と話していました。
当日の模様は、「なんば紅鶴」のホームページに紹介されている動画USTREAMで見ることができます。(2013年6月16日付け「大阪民主新報」より)
投稿者 jcposaka : 2013年06月16日