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身近なところで共同を 大阪革新懇が政治シンポ

2013年06月09日

憲法を会話の中で語る

 小澤さんは元高校社会科教師で、YWCAで学生時代の社会科をやり直すための講座「大人の社会科」を担当。近現代史を学ぶ重要性も指摘しました。「最近、会話の中で憲法を語ることができるようになってきた。『憲法を変えると言ってるけど怖いよね』と言うと『怖いね』と返してくれる人が増えている」と話し、「身近な単位で共同を広げるのが大事」と述べました。

 

橋下市政は破産整理

 薬師院氏は「大阪市は地下鉄の黒字で赤バスの赤字を埋め、市営交通トータルで市民の交通を維持してきた。大阪城ホールなど黒字施設を持つことで文化振興も行ってきた」として、地下鉄など黒字施設を売却し、採算の取れない施策切り捨てを狙う橋下市政を「破産整理だ」と批判。「大阪市は教育改革を進めるというが、学校では夏休みの終わりも未定、土曜授業は3学期は未定と、先生たちは年間の授業計画を立てられない。業者による給食の申し込みは前市長時代と同じで、当日申し込みできたのが1カ月単位となり不便になっただけだ。大阪市はどんどん壊されて、その後の話は何もない」と訴えました。

一致する部分で共同を

 会場からの改憲に反対する勢力の大同団結を求める声に、清水氏は「首長選挙では自民党などと同じ候補を推すことはある。国民の負託を受けて政策実現のために活動する国政選挙で、日米安保問題などで容認や態度を明確にしない政党と協力してそれが果たせるのか」と述べ、2006年に社民党へ共同の申し入れを行い、返事がなかったことを紹介。「一致する部分では多いに共同を広げることが望ましい」と述べました。

大阪市の解体は不利益

 森氏は大阪市の区はそれぞれに役割があり、大阪都構想によって誕生する特別区は「自治体としては機能が特化しすぎていて住みやすい町とはいえない」と指摘。大阪都構想の阻止のために今秋の堺市長選挙が決定的に重要だとし、道州制への移行にとっても、中核となる大阪市の解体は不利益だとして、「大阪市を残すことで一致する統一戦線を組めるのでは」と述べました。(2013年6月9日付「大阪民主新報」より)


投稿者 jcposaka : 2013年06月09日

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