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岸和田市長選17日告示 維新政治の持ち込み許さず市民の暮らし守る市政に

2013年11月10日

大仲久雄共産党阪南地区委員長に聞く

 17日告示、24日投票の岸和田市長選挙で、日本共産党の参加する岸和田民主市政の会が、しぎ芳則候補を自主的に支援することを決めました。同党の大仲久雄阪南地区委員長に話を聞きました。

 今度の市長選挙では、岸和田市民の暮らしを守るということが何より求められています。  安倍政権の暴走で暮らしを守る制度は切り崩され、消費税増税を前に市民の暮らしは本当に大変です。住民福祉の増進という自治体の役割が、切実に求められています。

40年の積み重ね否定される

 8月に現市長の突然の引退表明を受け私たちは、市長選をこれまでのように保守や幅広い市民と共にたたかえる方向を追求してきました。そんな時に、地元選出の日本維新の会衆院議員の公設秘書が立候補を表明。岸和田に維新市政が持ち込まれると、1973年の民主市政誕生以来積み上げて来た、市民参加で進める「自治のまち岸和田」が否定されることになります。暮らしを守る市政をどうつくるのかと、維新市政の持ち込みを許さないということを一体のものとして、議論を重ねました。
 その時に、しぎ氏が立候補を表明されました。彼の発言を追うと、もちろん私たちとは立場は違いますが、医療や子育て、町づくり、循環型の経済をつくるという考え方、その中で公的責任をしっかり追求するということを強調され、まじめに市政のことを考えておられると感じました。
 特に自らの闘病体験から「医療を受けるなら岸和田」を提唱し、医療の拡充に力を尽くしてきました。

さらなる幅広い共同つくる

 連合大阪が、しぎ候補の推薦を決定しました。しぎ候補は自民党に推薦を依頼しています。政策の中には一致できないものもありますが、2期務められた市議会議長時代に党市議団が議会運営を支え協力していたことで、信頼関係は深まっていました。この選挙は保守層や無党派層との協力関係を前に進めて、一点共闘の前進や市民とのさらなる幅広い共同をつくり出す大事なたたかいになります。

維新の正体と本質を示して

 相手候補は「維新」の看板を隠して選挙戦をたたかおうとしています。「(岸和田を)共産党に渡すことは断じて阻止しなければならない」など事実に反する宣伝をする一方で、岸和田市をどうしたいのかということが市民から見えません。
 対決軸と争点を明らかにすることが勝利のカギとなります。維新が府や大阪市で何をやってきたのか、岸和田市で何をやろうとしているのか、維新の正体と本質を市民の前に明らかにしていくことが求められています。私たちが奮闘する必要のあるたたかいです。選挙戦の主体としての構えの確立を呼び掛けます。(2013年11月10日付「大阪民主新報」より)

投稿者 jcposaka : 2013年11月10日

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