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岸和田 でも反維新¢N明 信貴芳則さん初当選 維新隠しの代議士元秘書に大差岸和田のことは岸和田で”

2013年12月01日

 岸和田市長選挙が11月24日に投開票され、日本共産党の参加する岸和田民主市政の会が自主的に支援した無所属新人の前市議会議長、信貴芳則氏(52)=自民、民主、連合推薦=が3万2465票を得て、無所属新人で日本維新の会衆院議員の元公設第一秘書、原田栄夫氏(64)=無所属=との一騎打ちを制し初当選しました。投票率は34・69%(前回45・27%)でした。

 「維新を倒しました」――。信貴氏は事務所で自民・民主の幹部や竹山修身堺市長、周辺自治体首長、支援者らとバンザイを繰り返した後、民主市政の会の事務所に駆け付け勝利を報告しました。会のメンバーや日本共産党の宮本岳志衆院議員、市議団らと再度バンザイを繰り返しました。  後援会長の和田裕さんは「皆様の温かいご支援をいただいて当選することができた。一緒に新しいまちづくりをする市政を貫くよう、頑張っていきたい」と謝意を述べました。  信貴氏は「生産年齢人口を増加させないと市の発展はない。子育て世代を大切にする施策を展開しなければ、次の世代につながらない。また自然との共生(を目指し)、人に優しい関連産業も始まる。皆様方と膝を突き合わせた議論を重ねながら進めていきたい」と抱負を語りました。

維新隠したが

 選挙戦で信貴氏は、「3世代が支え合う岸和田に」を掲げ、医療や教育環境の整備を訴えました。また「府や大阪市の言いなりにはならない。岸和田のことは岸和田で決める」と、反維新を鮮明に打ち出しました。
 対する原田氏は、維新の新人が敗れた堺市長選の影響から、維新議員の全面支援を受けながら、「維新対反維新のイメージが浸透することは避けたい」として、橋下徹代表・大阪市長らに応援要請せず、ポスターの色も維新候補が使っていた緑ではなくオレンジにし、「維新色隠し」を徹底しました。
 さらに「保守対共産の選挙」、「共産党に岸和田市を渡すわけにいかない」などと、事実に反する宣伝を行いました。政策面では「あらゆる分野で規制緩和を」、「民営化できるものは全て民営化する」と、新自由主義路線を打ち出しました。
 民主市政の会の大向宗夫代表は、「維新政治の中身を市民に広げたことが勝利の一因だ」と選挙戦を振り返りました。
 会は連日、宣伝に打って出て、投票日前日には200人規模の宣伝隊を組織し、大阪市の市立病院廃止など市民向け施策を切り捨てる維新市政の実態を有権者に訴えました。(2013年12月1日付「大阪民主新報」より)

投稿者 jcposaka : 2013年12月01日

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