橋下・維新政治に痛打を 積み上げた共同の力発揮し 大義なき出直し市長選 共産党府委が声明 今こそ手をつなごう

「大阪都」構想が行き詰まる中、橋下徹大阪市長が辞職して市政を投げ出し、出直し市長選へ再出馬しようとすることに市民の怒りが広がる中、日本共産党大阪府委員会は14日発表した声明「いまこそ『大阪都』ストップ・維新政治打破への一大共同を」で、今回の事態と出直し市長選への立場をきっぱり明らかにしました。
声明では、出直し市長選には何の大義も道理もなく、あらためて反対を表明。「大阪都」構想ストップ、維新政治打破に向けて幅広い勢力との共同候補擁立を追求すると同時に、共同候補擁立が実現しない場合には、共同を大切にする見地から日本共産党として独自候補を擁立せず、橋下・維新の会に痛打を浴びせるたたかいへ力を尽くすとしています。
声明は、「『大阪都』構想を進めるための選挙」という橋下氏の言い分は、民意とかけ離れたものだと指摘。法定協議会での区割り案の絞込みの否決や、昨年の堺市長選の「大阪都ノー」の審判など、すでに破綻した「大阪都」構想は断念し、橋下氏は辞職して市政から去るべきだと求めています。
出直し選の狙いは「議会つぶし」
また、橋下氏が「自分が勝てば、法定協議会から反対派は出ていってもらう」などと「議会つぶし」の狙いを隠していないことは、選挙を「独裁の道具」に仕立てる手法だと批判。市民の多くが暮らしの苦境にある中、新年度予算案を論議する大事な時期に責任を投げ出し、税金6億円を使って出直し市長選を強行する橋下氏の議論には、260万市民の暮らしを守る視点は一切なく、市民に敵対する独裁的野望だけがあるとしています。
橋下氏の暴走を追い詰めてきたのは大阪で築かれてきた「維新政治ノー」の共同の力であり、その力を今こそ大きく発揮し、出直し市長選の形にかかわらず、最も幅広い共同を発展させ、橋下・維新の会に手厳しい打撃を与えようと呼び掛け、党としても全力を尽くす決意を表明しています。
維新政治ノーで共同の力を発展
大阪市役所で行われた記者会見には山口勝利府委員長、柳利昭副委員長、北山良三市議団長、山中智子幹事長、「大阪市をよくする会」の福井朗事務局長が出席。山口氏は、「前回市長選でも独自候補を擁立したが、それをやめて、反維新・独裁政治ストップで共同のために力を尽くした」「積み上げてきた共同をこの選挙でも重視し、都構想ストップ、維新政治を終わらせる道を切り開きたい」と説明しました。
「住民のほう向いてない」
都構想も出直し選も反対多数
新婦人府本部
新日本婦人の会府本部は13日、JR・京阪京橋駅前で宣伝。大阪都構想と出直し市長選への賛否を問うシール投票は、宣伝開始から10分足らずで反対票が埋まり始めました。
日本共産党 北山市議ら宣伝
「市長辞めるべき」
17日朝、日本共産党の北山良三市議団長と石井みすず西淀川区府政対策委員長は、阪神姫島駅前で街頭宣伝に立ち、橋下氏の辞職・出直し選再出馬には大義も道理もなく、法定協議会での議論を通じて「大阪都」構想の設計図のでたらめさが明らかになったと訴えました=写真。

投稿者 jcposaka : 2014年02月23日
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